■栗原の自然の恵みを菓子で表現
第4回募集で新たに認定した「栗駒山麓のめぐみ」から「千年クロベのシューラスク」、「栗駒リーフパイ」、「花山ルビィのギモーブ」を紹介します。
◇視覚と味覚で味わう栗原
栗駒山は、幾度も噴火を繰り返し、長い時間をかけて現在の地形を造り出しました。
築館地区で大正7年に創業した老舗菓子店「㐂久乃家(きくのや)」では、このような、栗原の自然に着想を得た商品を販売しています。
栗駒山麓のめぐみ商品である「栗駒リーフパイ」は、世界谷地原生花園に広がる景色をパッケージや、サクサクのパイ生地で表現しています。
また「千年クロベのシューラスク」のモチーフは、ヒノキ科の常緑針葉樹であるクロベの大木、千年クロベです。
ブナ林にそびえ立つ圧倒的な姿を、ココアパウダーを混ぜたシューラスクで表現しました。
◇フサスグリで新たな挑戦を
さらにもう1つの認定商品である「花山ルビィのギモーブ」は、花山地区で生産されたフサスグリを使用した、マシュマロ状の菓子です。
真っ赤で甘酸っぱい、小さな丸い実を房状に実らせるフサスグリをイメージして丸い形にしています。
㐂久乃家店主の鈴木 政行(すずき まさゆき)さんは、生産者が減少したフサスグリを未来につなげたいと、農家からフサスグリの株を分けてもらい、今年から試験的に生産、加工、販売まで行っています。
▽栗駒山麓のめぐみ
栗駒山麓周辺の自然や「花山ルビィ」の愛称で親しまれている花山地区のフサスグリを、視覚や味覚でも味わえるよう、工夫を凝らして作りました。
お茶請けはもちろん、ハイキングのお供にもお薦めです。ぜひご賞味ください。
㐂久乃家
栗原市築館薬師3丁目7-26
営業時間:午前9時~午後6時
定休日:水曜、元日
【電話】22-2815
■栗駒山麓ジオパーク推進協議会に新メンバー
8月から、栗駒山麓ジオパーク推進協議会の専門員として、河合 貴之(かわい たかゆき)さんが新たに仲間入りしました。
河合さんは、東京都出身で、専攻は自然地理学です。辞令交付式で河合さんは「栗原には、学生の頃に地形や火山灰の調査で初めて訪れ、12年ぶりにまた来ることができました。卒業後11年間は、砂防関係の調査や解析の仕事をしていたので、この経験を生かし、栗原の魅力を発掘していきたい」と決意を述べました。経験と知識を生かした活動が今後期待されます。
問合せ:ジオパーク推進室
【電話】24-8836
【FAX】45-5936
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