■フラの魅力と地域の良さを動画で世界へ
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小野寺さんは、新型コロナで打撃を受けたフラ・ハワイアン業界を復興するために開催された企画「日本のフラ復興動画」で、全国から寄せられた応募の中から、3組だけが出演できる動画のフラダンサーに選ばれました。
フラを始めたのは12年前、娘に付き添って見学したフラダンス教室で、先生の優しく包み込むような踊りに心を奪われ、「私もこんな表現がしたい」と憧れたことがきっかけ。「いつも楽しくて、つらいと思ったことは一度もありません。フラは、生きる喜びを体感できる踊りで、前向きな感情だけでなく、寂しさや優しさなども表現できるんです」と魅力について話します。「観客の皆さんの笑顔を見ると、踊っている私たちも元気をもらえます」と、現在は同じ教室の仲間と地域のイベントや高齢者施設で踊りを披露しています。
「出演ダンサーに自分が選ばれたと聞いた時は、うれし涙が止まらず、支えてくれた先生や家族、そして、フラに出会わせてくれた娘への感謝の気持ちが込み上げてきました」と振り返ります。動画は、長沼フートピアトヨテツの丘公園や南三陸町の海岸で撮影。「世界中の人に、この地域の美しさ、素晴らしさを伝えたい」と、選んだ舞台で踊る姿は、雄大な自然と一体になるような鼓動を感じさせます。
「これからも、たくさんの人とつながり、感動を届けられるように挑戦を続けたい」と、小野寺さんは舞い続けます。
※二次元コードは本紙をご確認ください。
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