■笑う門にはマスクド来(きた)る
リーダーのマスクド767(後列左から2人目)と、副リーダーのマスブチ仮面(右から3人目)を中心に、多士済々(たしせいせい)なメンバーが集う。
※写真は本紙をご確認ください。
「自分たちにできる地域貢献をモットーに、いい年した大人が本気で楽しんで活動しています」と、リーダーのマスクド767は照れくさそうに語る。
マスクド軍団は、登米市を中心に活動するパフォーマンス集団。地域のお祭りやイベントに登場(時には乱入)しては、コントやトーク、はやりの曲に合わせたダンスなどを披露している。覆面レスラーさながらの奇抜な姿に、観客は初めこそ驚くが、コミカルで親しみやすい彼らの雰囲気に心をつかまれ、気が付けば笑顔になっている。20人以上いるメンバーは、年齢も職業もさまざま。普段はそれぞれの本業に精を出しながら、イベントごとに都合のつく団員が集まり、出演している。
軍団結成のきっかけは7年前。市内のとあるイベントの盛り上げ役として、有志数人がマスク姿でステージに立ったこと。その後、メンバーの入れ替わりを経ながら、2022年に現在の主力メンバーがそろい、活動が本格化。観客の口コミやSNSの発信から多くの出演依頼が寄せられるようになり、同じイベントに2度、3度と呼ばれることも増えた。「ゆくゆくは、『登米市と言えばマスクド軍団』と言われるような、まちの名物になることが目標ですね」。そう話す副リーダーのマスブチ仮面は、マスクの奥に笑顔をのぞかせる。
こどもからシニア世代まで幅広く楽しめるステージの秘訣(ひけつ)は「自分たちが一番楽しむこと」。正体不明の覆面集団は、今日もどこかで笑いのリングに立ち、観客の心に全力勝負を仕掛けている。
マスクド軍団の活動は、右記二次元コードから確認できます。問い合わせはInstagramから。
※二次元コードは本紙をご確認ください。
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