■介護が必要になったら
自分や家族が、介護が必要な状態になってしまったときの相談窓口などを紹介します。
◆高齢者の相談窓口 地域包括支援センター
地域包括支援センターは、65歳以上の人やその家族の身近な「総合相談窓口」です。主任介護支援専門員や社会福祉士など専門知識を持った職員が、高齢者が住み慣れた地域で生活できるように、介護保険に関することや介護予防、認知症に関すること、虐待防止などの相談支援をしています。
○こんなことで困っていませんか
○認知症サポーター養成講座
市は、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を見守り、寄り添い、支え合えるように応援する「認知症サポーター」を養成する講座を開催しています。受講を希望する場合は、地域包括支援センターにご相談ください。
○認知症サポーター養成講座を受講して
各地域包括支援センターの連絡先は、本紙24ページに掲載しています。分からないことや不安に思っていることがあれば、気軽に相談してください。
◆介護者を総合的に支援 ケアマネージャーの役割
介護サービスを受けるためになくてはならない存在なのが、ケアマネジャー(介護支援専門員)です。「要支援」の人は地域包括支援センターが主に担当しています。一方、「要介護」の人の場合は居宅介護支援事業者のケアマネジャーが担当します。また、利用者自身が担当者を選ぶこともできます。
○ケアプランは、生活をよりよくするための図面
ケアマネジャーは、利用者が適切な介護サービスを利用するために、「介護サービス計画書(ケアプラン)」を作成し、行政や介護事業者との連絡調整や、利用者の介護サービス全体をマネジメントします。
住み慣れた地域や自宅でどのように暮らしていくか、利用者と家族に寄り添い、共に考え、支援します。
○介護ニーズはさらに拡大
人口減少と少子高齢化に伴い、介護認定者の増加や介護業界の人手不足は拡大していくことが見込まれます。また、自宅介護を望む人、介護施設を利用したい人など、老後の生活スタイルや考え方によって、介護に求められるものが変わっていくかもしれません。誰もが必要なサービスを受けられるように、社会全体で考えていくことが大切です。
○地域で支え合いながら、自分らしく暮らす
介護に限らず、隣に困っている人がいたら手を差し伸べること、ボランティアに参加することなど、ささいなことから、人のためにできることに目を向けてください。みんなが助け合い、心も体も健康長寿な人が増えて、介護支援があまり必要とされない地域、時代になっていくことが、私たちの願いです。
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