■春満開の景色に感動
・米山チューリップまつり
「道の駅米山チューリップまつり」が4月27日から5月11日まで、道の駅米山で5年ぶりに開かれました。
暖かい日が多く、例年に比べて1週間ほど早く花が咲き始めた会場では、およそ1ヘクタールの畑に、60種約10万株のチューリップが満開に咲き誇りました。まつり期間中は無料観覧と併せて球根を販売。地元歌手による歌唱ステージイベントなども催され、多くの来場者を楽しませていました。家族で訪れた立花祐樹(ゆうき)さん(米山町新町)は「毎年楽しみにしているチューリップが、今年もきれいに咲きそろってよかった。買った球根は家の庭に植える予定です」と話していました。
■個性光る力作ズラリ
・登米市民ふれあい美術展
「第20回記念登展~登米市民ふれあい美術展~」(登展実行委員会、登米文化振興財団主催)が、4月27日から5月5日まで、水の里ホール・Abebisou(登米祝祭劇場)小ホールで開催されました。
美術展には、市内をはじめ、大崎市、栗原市など県内各地から、愛好家55人が、油彩、水彩、水墨画など計86点を出展し、計8日間で894人の来場者が訪れました。
登展実行委員長の亀井陽逸(よういつ)さんは「過去最多となる出展数と来場者数で大変にぎわいがあった。今後も市民に広く愛される美術展として続けていきたい」と語りました。
■登米に人を呼ぶ力に
・地域おこし協力隊を任命
「登米市地域おこし協力隊辞令交付式」は5月1日、市役所迫庁舎で行われ、移住・定住支援員として新たに任命された三神功(いさお)さんに辞令を交付しました。
地域おこし協力隊(移住・定住支援員)は、移住体験ツアーの企画・実施や、移住相談および空き家情報バンクの対応、SNSなどを活用した情報発信などの活動を通して、移住・定住の促進を担います。神奈川県出身の三神さんは、「登米市の豊かな自然、おいしい食べ物、そして地域の人々とのふれあいを通じて感じ取った魅力を移住・定住支援員として発信していきたい」と意気込みを語りました。
■市民手作りマルシェ
・とめまるに1万人超来場
「とめまる2024」(同実行委員会主催)は5月25日、エスファクトリー東北中江公園で開催され、約1万3千人が来場しました。
とめまるは、飲食・ステージ・物販・アトラクションなど、さまざまなブースを楽しめる大規模なマルシェで、今回が2回目の開催。キッチンカーや出店など、78店舗が会場を埋めました。また、市内の高校生が考えたTシャツペイントやリサイクルアートの制作チャレンジ、こども見守りブースを設置するなど、工夫を凝らした企画を展開。主催者は「多くの人の協力のもと、楽しい時間と空間を提供できたと思う」と話していました。
■連携強化し火災予防
・林野火災防ぎょ訓練実施
「宮城県林野火災防ぎょ訓練」は5月25日、長沼フートピアトヨテツの丘公園とアイエス総合ボートランドで開かれ、本市と近隣市町村の消防本部、陸上自衛隊、県警など、29機関から約3千人が参加しました。
訓練は、火災が空気の乾燥と強風で延焼していることを想定して実施。通報や炊き出し、防火線の設定訓練などのほか、近隣市町の消防本部と連携した消火訓練に取り組みました。最後には、ドローンに搭載した赤外線カメラで残火がないことを確認して訓練が終了。閉会式で熊谷盛廣市長は「過去の災害を教訓に、防災体制を強化していきたい」と述べました。
■次世代につなぐ資源
・津山でコナラの苗木植樹
「市民参加の新たな森林づくり・春」植樹祭は5月26日、津山町柳津地内で開催され、市内みどりの少年団や一般参加者など約150人が、コナラの苗木720本を植樹しました。
植樹祭は、森林資源を次世代に残し、地球温暖化防止や土砂災害対策につなげることが目的。県と市では、毎年春と秋に、楽しみながらできる森林づくりとして植樹祭を開催しています。参加した中村晴生(はるき)くん(10)(東和町米川4区)は「くわで穴を深く掘るのが大変だったけど、みんなで力を合わせて木を植えることができて楽しかった」と話していました。
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