「高校生絵画展IN登米市2024」が5月30日から6月2日まで、水の里ホール・Abebisou(登米祝祭劇場)で開催されました。
絵画展は今回で26回目の開催。これまでの出品総数は2,254点に上り、高校生の日頃の活動の成果を広く発表する場となっています。今回は、県内および一関市内の高校14校から応募のあった104点の作品を展示。来場者は、アクリル画や水彩画、油絵などで描かれた、個性豊かでエネルギーあふれる絵画の数々を鑑賞していました。最終日には、入賞作品の表彰式が行われ、受賞者へ賞状が手渡されました。
本市の姉妹都市である、米国テキサス州サウスレイク市青少年訪問団8人が6月1日から7日までの7日間、登米市を訪れて市民との交流を深めました。
訪問団は、登米町の明治村の見学や南方町の興福寺で書道体験などをしたほか、登米総合産業高校では授業に参加して生徒と交流し、本市の歴史や文化を学びました。プレストン・イノウエさんは「登米市は景色が美しくて、フレンドリーに接してもらえたのでうれしかった。食事や書道などを通して、日本の文化や歴史を知ることができて貴重な体験をすることができました」と話していました。
「登米市(仮称)地域交流センター整備市民ワークショップ」が6月1日、迫公民館で開かれました。
ワークショップは、(仮称)地域交流センターの整備に向けた基本構想と基本計画の策定にあたり、市民の意見を反映させることを目的に開催。1回目となる今回は、各世代の市民19人が参加し、交流をテーマに意見交換しました。佐藤和裕(かずひろ)さん(東和町米川3区)は「自分とは違う視点での考えがあって参考になりました。若い世代の人の意見をもっと聞いてみたいですね」と話していました。ワークショップは全3回の予定で、そのほかにも学生向けの開催を予定しています。
「新緑の森で『ととのう』森林セラピー」は6月9日、登米ふれあいの森で開催され、県内外から19人が参加しました。
道中では、森林インストラクターの酒井哲てつ雄おさんが森林セラピーの科学的な根拠や、この時期に見られる動植物などを解説。参加者は解説に耳を傾け、新緑輝くセラピーロードを歩きながら、森の癒やし効果を満喫しました。参加した和田秀明(ひであき)さん(福島県福島市)は「空気がきれいな自然の中を歩いて、とても癒やされました。違う季節にもぜひまた体験してみたいです」と話していました。
「奥の細道芭蕉バスツアー」は6月27日に開催され、県内外から18人が参加しました。
ツアーは、江戸から東北・北陸を巡った紀行文「おくのほそ道」の道中で、俳人の松尾芭蕉が登米市を歩いた日と同じ日に開催。参加者は、市内に残る芭蕉翁一宿之碑や上沼新田町の標柱など、実際に芭蕉が歩いた足跡をたどりながら、335年前の旅の風景に思いをはせました。参加した根本文子(あやこ)さん(神奈川県横浜市)は「故郷に存在した芭蕉の足跡を実際に追うことで、文献を読むだけでは知り得なかった、さまざまなことを学ぶことができました」と話していました。
「第1回とめ伝承芸能まつり」(市地域伝承文化保存支援推進会議主催)は6月30日、伝統芸能伝承館森舞台で開催され、市内外から約350人が観覧に訪れました。
まつりは、地域の伝承文化を継承する団体やこどもたちの発表の場を設け、広く地域文化の魅力を伝えることを目的に初開催。豊里町の上町法印神楽をはじめ市内の神楽保存団体による公演のほか、ゲストとして国指定重要無形民俗文化財の雄勝法印神楽が演舞を披露しました。佐々木美夫(よしお)さん(仙台市)は「登米出身ですが、こども神楽は初めて見て感動しました。素晴らしい地域文化を引き継いでいってほしい」と話しました。
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