ときめき人～Tome bito～

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◆団結力を武器に全国で躍進
◇IBA‐boys全国中学生軟式野球大会3位　佐沼中野球部
「第24回IBA‐boys全国中学生軟式野球大会」(日本ポニーベースボール協会主催)は3月19、20の両日、千葉県柏市を会場に開かれ、佐沼中野球部(佐々木基治(もとはる)代表)が3位入賞を果たした。
佐沼中野球部は、仙台育英学園高硬式野球部で活躍する尾形樹人(みきと)選手と髙橋煌稀(こうき)選手が所属していた3年前にも同大会への出場権をつかんだが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止。戦うこともかなわずに悔しい思いを残した。
今回、3年ぶりに全国への扉を開いた佐沼中野球部の部員は10人。人数は少ないが、髙木主将、エース岩淵、1年生川口の3人の投手を中心にチーム一丸となって粘り強く戦う。指導する田口俊輔(しゅんすけ)監督は「選手たちが自分で考え、自ら練習に取り組むようなチームづくりを心がけている」と自主性を重視し、野球の技術向上だけでなく人間性の育成にも力を入れてきた。
迎えた全国大会初戦、緊張から動きが硬くなるが、選手同士で声をかけ合うなど、少数だからこその団結力を武器に勝利を重ねる。準決勝では、全国優勝することになる強豪相手に岩淵が好投するも0対1で惜敗。田口監督は「大舞台でも思いっきりプレーして、本当によく戦ってくれた」と振り返り、選手たちをたたえた。
「全国優勝した相手といい試合ができたので自信になりました。次は市の中総体で優勝したいです」と力を込める髙木主将。佐沼中野球部の新たな歴史を刻む戦いの幕が上がる。
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