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ときめき人~Tome bito~

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宮城県登米市

■東北と世界をつなぐ架け橋に 東北風土マラソン実行委員会
4年ぶりに現地開催した東北風土マラソン。実行委員の皆さんは「またこのにぎやかな会場を見ることができてうれしい」と笑顔を見せた。
実行委員会(竹川隆司(たかし)委員長)が活動を始めた2014年、被災地をスポーツで支援したいとの思いから企画。「ランナーはもちろん、ランナーじゃなくても楽しめるお祭りマラソン」をコンセプトに、東北グルメを堪能しながらマラソンすることができ、会場内には東北の特産品や日本酒を提供する出店が並ぶなど、家族連れでも楽しめるようにした。「最初は手探り状態で、地域住民や企業、関係者の理解や協力を得ることに苦労した」と、生みの苦しみを乗り越え、にぎわいという形で被災地にエールを送ることに成功した。
年々来場者数を増やし、多い年にはランナー約6,800人、来場者約4万5千人を記録。盛り上がりを見せていたが、20年に新型コロナの蔓延で延期を余儀なくされた。どうにかして開催できないかと、21、22年はオンラインで開催。海外のランナーとのつながりも増え、現地開催の再開に向けて希望のたすきをつないだ。
「今年は以前までの規模とはならなかったが、ランナーや来場者が笑顔で楽しんでいる様子を見ることができてうれしい」と実行委員。竹川さんは「これからはコロナ前よりさらに多くの人に東北の魅力を伝えられるように励んでいきたい」と明るい面持ちで前を向く。東北の繁栄を願う実行委員会は新たな目標を見据えてスタートを切った。

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