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自治体の皆さまへ

地域の人たちのやりがいや生きがいを生み出すグリーン・ツーリズム

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宮城県登米市

■世代間交流できることの喜びを感じています

2005年に登米市グリーン・ツーリズム推進協議会に登録してから、ほぼ毎回農家民泊の受け入れをしています。コロナ禍前には多い時で年4回ということもありました。今回は中学2年の生徒3人に、田植えや箱洗いなどの農作業、夜は登米市の郷土料理はっと作りを体験してもらいました。夫婦二人暮らしなので、普段と違うにぎやかさに、毎回元気をもらっています。76歳になった今でも、こうして若い世代と交流できることはとても楽しく、うれしいものです。
高齢化や農家離れが進み、農家民泊の受入家庭はだいぶ減っています。地域を元気にするグリーン・ツーリズムの取り組みを広く知っていただき、賛同し協力してくれる家庭が増えていってほしいです。
この体験が、子どもたちが農業に興味を持ってくれるきっかけになればと願いながら、これからも活動を続けていきたいと思います。

■環境保全活動を体験して自然に感謝する心を育んでほしい

20年ほど前に譲り受けた生家の近くの古民家をリフォームし、里山体験型の農家民宿「かじか村」を営んでいます。
協議会のグリーン・ツーリズム事業にも参加しており、今回は総勢11人の生徒を受け入れました。まき割りや竹林整備作業などの体験、夜には里山の景色を眺めながら炭火焼のバーベキューを楽しんでもらいました。
農家民宿を始めたきっかけは、森林インストラクターとして地域の環境保全に取り組みながら、地域資源の良さを広く紹介していきたいという思いからです。私たちは地球に負荷をかけながら生きています。森林整備体験などを通して、自然への感謝の気持ちや地球温暖化防止のために私たち一人一人ができる活動の大切さを、体験者の皆さんに伝えています。
受け入れた人たちから感謝の言葉を送ってもらったり、再訪してもらったりすることもあります。地元の自然や風景、ジビエや四季折々の山の幸料理などが喜ばれると、自分たちも地元の価値を再発見できます。この活動の魅力を、地域の皆さんと共有できたらと思っています。

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