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自治体の皆さまへ

農村の魅力を次世代へ共に考え、つなげていきたい

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宮城県登米市

登米市には豊かな自然と広大な農地、そして人の温もりがあります。知らない人の家に泊まる農家民泊は、子どもたちにとって勇気のいることですが、一緒に泊まった仲間と協力し合い、人とのつながりや温かさ、自分の家族のありがたさを感じてもらえると思います。また、宿泊した家庭に対する感謝の気持ちや、自分のことは自分でするという自立する心を育むことができます。
緊張した面持ちで入村してきた子どもたちが、環境に配慮した農業や各家庭でのさまざまな体験を経て、多くのことを学び、生き生きした笑顔で帰っていく姿を見るたび、この活動を続けていこうという励みになっています。協議会では、登米市の素朴で温かい田舎暮らしを楽しんでほしいと思い、活動に取り組んでいます。
現在、登米市では約30軒の家庭が農家民泊に登録、協力してくれていますが、受入家庭は年々減っています。原因は、高齢化や農家の減少に加えて、「農家ではないから」などの理由で、新規参加するのをためらう人もいると考えています。会員の中には、自宅に民泊させて知り合いの農家で農業体験してもらったり、山菜などを採って郷土料理作りを体験してもらったりする家庭もあります。また、「他人を家に入れることに抵抗がある」「仕事の都合や家族から協力をもらうのが難しい」という家庭でも、日帰り体験学習への協力など、それぞれの家庭の都合に合わせてできることから始めてほしいと考えています。活動に興味があるという人は、ぜひ気軽にご相談ください。
登米市での体験が、未来を担う若者たちの糧となり、また、地域のすばらしい資源や魅力を後世に伝えつなげていくものになるよう取り組んでいきたいと思います。

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