『仲間と奏でる合唱を多くの人に届けたい』
角田:ベートーヴェン第九「喜びのうた」を歌おう会
阿部 希和(あべ きわ)さん(19歳)
年末の角田を歌声で包み込む『角田:ベートーヴェン第九「喜びのうた」を歌おう会』。昨年も、当会が歌う『第九』を聴き感動で涙を流す人がいたほど、毎度、迫力ある歌声で、合唱の力と魅力を来場者へと届けています。
当会に所属するのは、角田地区在住・大学1年生の阿部希和さん。活動歴10年目で、学業に励みながら毎月4回ほどの練習に参加しています。
「友達の誘いがきっかけで加入した。小さい頃から音楽が好きだった」と教えてくれた阿部さん。「今では歌うことが生活の一部」と笑顔がはじけます。
阿部さんが普段の練習で心掛けていることは、周りの音をよく聴くこと。そして、指導者のアドバイスを楽譜へきちんと記すこと。練習熱心な様子が伺えます。
「合唱は、年齢や性別を問わず、誰でも始められるところや1つのことに皆で取り組めるところが魅力」。目を輝かせて語る姿から、ただ歌うだけでなく、仲間たちとの合唱が大好きなことも伝わってきます。
昨年、公演30回目の節目で『第九』を歌い収めることに決めた当会。団体名の『第九』は残しつつ、今年は公演名を「かくだ希望のひかりコンサート」と変えて新たなスタートを切ります。公演日の12月15日は『宇宙の子ども』のほか、『もろびとこぞりて』や『雪の降る街を』など冬をテーマに、メドレー曲を披露する予定です。公演まで1カ月ほどとなり、練習は熱を増すばかり。きっと、今年も角田の年末を彩る、華やかな演奏を私たちに届けてくれるでしょう。
最後に、阿部さんは市民の皆さんへ「合唱は、始めるのに早い・遅いは無く、いつでも挑戦できます。ぜひ、私たちと一緒に歌いませんか」と活動を共にする仲間を募っていました。
・取材中、何度も「ここにいるとあったかい気持ちになる」と話していた阿部さん。メンバー同士家族のような温かな関係性で、自分らしくいられる環境に感謝していました。
・代表の立花郁子さんと副代表の永窪久美子さんと共に。2人は阿部さんを「中心核」と高く評価し、いなくてはならない大切な存在だと太鼓判を押しています。
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