ようやく秋めいてきた10月5日、西根地区の田んぼアートの稲刈りに参加させていただきました。「西根田んぼアートを楽しむ会」の皆さんが、田んぼに描いた図柄は「羽生結弦さんと白龍」。今年1月1日に発生した能登半島地震の被災地の早期復興を願い、常に被災地に心を寄せる羽生さんと、今年の干支で吉兆とされる龍をモチーフにしたそうです。
能登半島被災地支援は図柄だけに留まりませんでした。環境整備を目的に募った協賛金が目標を大きく上回ったことから、その一部200万円を被災地に共同募金会を通して送金したのです。会員の中には、自宅で収穫したばかりのお米300kgを送った方もいました。楽しむ会代表の佐藤正友さんは「能登半島は中山間地に棚田を拓き、苦労して稲作をしていて、西根地区と似ている。私たちも地震や豪雨で大きな被害を経験し、他人事とは思えない。少しでも助け合いたい」と、話してくださいました。
田んぼアートの活動は、市民力のたまものであり、他者への思いやりをもった活動は素晴らしいとしか言いようがありません。田んぼに描かれた羽生さんも白龍も、きっと応援していることと思います。
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角田市長 黒須 貫
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