生活習慣病は長い時間をかけて進み、病気として自覚しにくいという問題があります。それを防ぐには、日頃の体調や身体のささいな変化など、常に自分自身の健康に目を向ける必要があります。
そして、中高年になってからではなく、若い頃から適正な生活習慣を獲得し、維持することが大切です。
「キーワードは一無、二少、三多」
◆一無-いちむ-
・無煙(むえん)…禁煙で生活習慣病予防
たばこは発がん性が高く、また生活習慣病や関連疾患の発症や、症状が悪化する可能性があります。禁煙することは生活習慣病の予防につながります。
◆ニ少-にしょう-
・少食(しょうしょく)…食事は腹八分目に~よく噛んで、3食規則正しく~
暴飲暴食を控えて腹八分目を意識しましょう。3食規則正しく栄養バランスを意識するとともに、よく噛んでゆっくりと食べましょう。
・少酒(しょうしゅ)…アルコールは適量に
※1日に純アルコールで20g、ビールなら500mL程度が目安です
さまざまな生活習慣病がアルコールと密接に関わっており、過度の飲酒を長く続けると多くの病気が誘発される可能性が高まります。
◆三多-さんた-
・多動(たどう)…今より10分多く体を動かしましょう
座りっぱなしは避け、日常生活の中で活動量を増やしましょう。無理な目標は立てず、まず意識的に歩くことから始めてみましょう。
・多休(たきゅう)…しっかり休養~こころとからだのリフレッシュを~
理想的な睡眠時間は標準的に6~8時間といわれています。個人差がありますので自分の活動量にあった睡眠時間を心がけましょう。睡眠に限らず、仕事の合間の休憩や、休日にリフレッシュすることも大切です。
・多接(たせつ)…多くの人・事・物に接して生き生きした生活を送る
社会や人とのつながりが途絶えると身体的・精神的な健康障害が起こりやすいことが科学的に検証されています。多くの人と交流し、さまざまな事・物に好奇心を持って接し、創造性豊かな生活を送ることが大切です。
●宮城県の取り組み ベジプラス 100 and 塩eco
宮城県では、若い世代の野菜不足と男性の食塩摂取量の多さ(全国1位)が食生活の課題となっています。また、メタボリックシンドローム該当者と予備群を合わせた割合が、13年連続全国ワースト3位以内という状況です。このような状況を踏まえて、食を通して健康になれる環境づくりを目的に、食品関連企業と連携して「野菜!あと100g」「減塩!あと3g」を目指す「ベジプラス100 and 塩eco」を推進しています。
参考:一般社団法人 日本生活習慣病予防協会HP
問い合わせ:健康長寿課
(【電話】62-1192)
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