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自治体の皆さまへ

市長だより Vol.45

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宮城県角田市

「みちのく潮風トレイル」を知っていますか。環境省が東日本大震災後、青森県八戸市から福島県相馬市までの1000kmの区間で設定した自然歩道です。全線開通から5年。風光明媚(ふうこうめいび)な海岸線や山地、新鮮な海の幸、津波の記憶と復興する人々の暮らしが肌で感じられるロングトレイルコースとして、多くの人が訪れています。
昨年6月、沿線を中心とした29自治体が、トレイルの環境整備と利用促進、トレイルを通したまちづくりの推進を図る目的で協議会を設立し、角田市も参加しました。本市は内陸でコースとなっている数少ない自治体です。東根地区の割山峠から藤尾地区の深山まで、市境の尾根ルートがコースとなっています。中でも四方山からの全方位パノラマは圧巻で、隣接する2町と四方山観光開発協議会を設立し、協力して維持管理をしています。
トレイルは海外のツーリストからも人気で、今年2月には英国の「タイムズ」紙が「日本で訪れるべき14の場所」の4番目に紹介。3月には米国の「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙が絶賛しています。
インバウンドツーリズムは今、観光から普通の暮らし探訪へ深化しています。普段の暮らしの中で多様な国の人たちと交流できる接点として、みちのく潮風トレイルを楽しみ、活(い)かしていきたいと思います。

角田市長 黒須 貫

※より読みやすくするため、今月号から印刷文字に変更しました。

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