今年の新春歓談は、プロレスラーとしての目覚ましい活躍だけでなく、メディアにも出演し、角田市PR大使として角田の魅力を全国に発信する斉藤ブラザーズをお招きしました。
全国・世界を知る二人が感じた、角田やスポーツの魅力、そして、角田を盛り上げるために行いたいことなどを語っていただきました。
≪斉藤ブラザーズ≫
全日本プロレス所属、角田市出身の双子プロレスラー。
昭和61年12月19日生まれの38歳。藤尾小学校、金津中学校卒業。力士として活躍した後にプロレスラーの道へ。
令和5年9月、市PR大使に就任。同年10月には総合体育館で開催された角田大会で1,600人強が観戦する中、見事勝利を収めました。
兄:斉藤ジュン
実は宇宙が大好き。幼い頃、台山公園のH-IIロケット実物大模型を見てロマンを感じていたそうです。あんこなど甘いもの好きで有名ですが、角田の梅も大好き!
弟:斉藤レイ
「世界最強タッグ決定リーグ戦2024」全勝優勝に向けて、昨年11月16日の仙台大会後、禁酒に加え、自慢のヒゲを剃って決意を表明。12月8日、見事目標を達成しました。
角田市長:黒須貫
昨年8月より就任2期目がスタートし「市民力咲き誇る 角田市」の実現のためまい進。好物は角田の地酒。健康に気を遣いながら、堪能しています。
◆相撲、そしてプロレスラーへ
市長:大人気のお二人と歓談できるのを楽しみにしていました。どうぞよろしくお願いします。
相撲やプロレスをやろうと思ったきっかけから教えてください。
ジュン:中学校卒業後、父のいるアメリカに渡り、ハイスクール卒業後はトラックのドライバーをしていました。22歳の時、日本に帰ってきたタイミングで、弟のレイから「一緒に相撲をやらないか」と誘われ力士になりましたが、30歳で引退。再びドライバーをしていたら、今度は「プロレスをやらないか」と。相撲で不完全燃焼だったので、もう一度スポーツで挑戦してみようとプロレス界に入りました。誘ってくれた弟に感謝しています。
レイ:アメリカで陸上やアメフト、アマチュアレスリングなどのスポーツをやっていたので、スポーツ、中でも格闘技の道に進みたいと思っていました。特に相撲に興味を持ち、2人で始めました。引退後、アメリカや日本で仕事をしましたが、やっぱり格闘技をやりたいと。学生の頃、ジャイアント馬場さんがテレビに出ているのを見ていて、プロレスといえば全日本プロレスだと思っていました。
▽プロレスラーになろうと決めてからの生活
レイ:仕事をしながら、朝と夜にトレーニングをするという生活を1年半くらい続けました。
ジュン:力士時代に比べて2人とも体重を60kgほど落としました。
レイ:30歳で小学6年生の頃の体重100kgに戻りましたよ(笑)
市長:あはは!どんなトレーニングをしたんですか?
レイ:体力づくりとか、腕立て伏せやスクワットなどをしていました。力士は腹筋などの体幹トレーニングはしませんが、プロレスラーは全身を鍛えなきゃいけないという違いがありますね。
市長:普段、気を付けていることは何ですか?
ジュン:食生活に気を付けています。炭水化物の制限や甘いものを毎日取らないようにしています。
レイ:鶏肉などたんぱく質の多いものや野菜を中心に取っています。あとは睡眠です。いくら健康に気を遣って食事やトレーニングをしても、睡眠をしっかりとらないとダメです。体が壊れます。
市長:非常に健康に気遣った生活をしていらっしゃいますね。
▽金津中での柔道が活動の原点
市長:中学時代、お二人は柔道部だったそうですね。
レイ:そうです。真面目に練習していましたが、あまり勝てなくて悔しかったです。
ジュン:先輩から「体が大きいから入ってくれないか」と声を掛けられたことがきっかけで、初めてちゃんとスポーツに触れた機会でした。中学で柔道をしていなかったら、高校でもスポーツをしていなかったでしょうし、相撲をやろうとは思わなかったと思います。
◆二人が感じる角田の魅力
市長:お二人が感じる角田の魅力を教えてください。
レイ:市内の風景ですね。子どもの時に通った藤尾小学校の前の田んぼ道が特に。小学校の頃に四方山にもよく登っていました。
市長:アメリカで暮らした経験もありますが、海外と比べてどんなことを感じますか?
レイ:海外の色んな所を巡りましたが、角田に戻ってくると懐かしく感じます。海外も素晴らしいですが、角田が一番落ち着きます。
ジュン:角田にはおいしいものがたくさんありますが、自分は角田の梅干しが大好きです。梅の名産地ということもあり、本当においしい。色んな梅干しを食べますが、食べた時に「あ、これは角田の梅干しだ」とわかるくらいです。
レイ:以前、ロケで梅料理が提供された時に、兄は「角田の梅だ」と思ったらしいんです。そしたら店主が「角田の梅です」と言っていて、やっぱりなって。それだけ角田の梅に思い入れがありますよ。
また、何と言っても、人の温かみですね!8年ぶりくらいに角田に帰ってきて市内を歩いていたら「おかえり」と声を掛けてもらったんです。昔から目立っていたこともありますが、2人でいると必ずです。ふるさとに帰ってきたんだと実感が湧くし、角田の温かな人柄が大好きです。
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