■ひなたフェス2024
第56代宮崎県知事 河野 俊嗣(こうの しゅんじ)
9月7~8日の2日間、人気アイドルグループ日向坂46によるライブイベント「ひなたフェス2024」が、県総合運動公園で開催されました。来場者は約4万人!!
日向坂46の皆さんとは、2019年にグループ名が日向坂46に改名されたときから、「ひなた」つながりでご縁ができ、私も出演した番組ロケなどを通じて交流を深めてきました。今年8月には「みやざき大使」に就任いただくなど、今では宮崎のご当地アイドルであるかのように感じるほど近しいグループです。
ライブ会場となったサンマリンスタジアム宮崎は、天然芝保護の観点から、これまで野球以外のイベントを行うことができませんでした。しかし今回、最新の芝管理技術を導入するなど多くの皆様にご協力いただき、初めてライブコンサートが実現しました。
地響きのような歓声に包まれて展開する華やかなステージや、暑さと興奮でヒートアップした観客に向けた放水パフォーマンス(ウォーターショット)、宮崎のPRをふんだんに盛り込んだ楽しいトーク、観客のペンライトで作られた巨大な虹など、全国から集まった多くの「おひさま」(日向坂46のファンの総称)が一体となって大いに盛り上がりました。
交通、宿泊、初のスタジアムライブなど数々の課題をクリアし、SDGsにも配慮しながら、地方都市ならではの魅力あふれるイベントとして大成功を収め、本県にとっても将来につながる貴重な実績となりました。
県内では8月の地震や台風により甚大な被害が発生しましたが、ひなたフェスを通じて宮崎の魅力や元気な姿を全国に向けて発信することができ、大きな経済効果をもたらしました。ご尽力いただいた全ての皆様に深く感謝申し上げます。
また、8日が私の誕生日で、しかも還暦を迎えるということで、キャプテンの佐々木久美さんから、メンバー全員のお祝いコメントが書かれた寄せ書きを贈呈いただき、このサプライズプレゼントにも感激でした。
還暦という人生の大きな節目が、本県にとって新時代を画するフェスの開催と重なり、感慨ひとしおです。幸いにして気力、体力ともに充実して迎えることができました。
同じく節目という点では、宮崎市が市制施行100周年を迎えた今年、球団創設90周年の読売ジャイアンツが4年ぶりにセ・リーグ優勝。お祝い事が重なり、これもご縁を感じます。同じく4年ぶりに福岡ソフトバンクホークスがパ・リーグを制覇し、宮崎市でキャンプを行う本県ゆかりのチームが活躍する年となりました。また、大谷翔平選手や山本由伸選手(都城高校出身)の所属するドジャースがワールドシリーズで優勝!本県ゆかりの選手の活躍に勇気や感動をいただきました。
8月の地震・台風や10月の豪雨など、度重なる自然災害に見舞われた本県。こうしたイベントの成功やゆかりのチーム・選手の活躍により元気をいただきながら、これからも早期の復旧・復興やさらなる県勢発展に向けて全力で取り組んでまいります。
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