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知事コラム

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宮崎県

■全国高速道路建設協議会の会長に就任
第56代宮崎県知事 河野俊嗣(こうのしゅんじ)

昨年10月、「全国高速道路建設協議会」(通称:全高速)の会長に就任しました。全国の高規格道路ネットワークの早期完成を目指し、各県知事や県議会議長などを会員とする組織です。重責に身の引き締まる思いがしています。
翌11月には、東京都千代田区の砂防会館にて、国会議員や全国の市町村長ら約1,500人が参加して「安全・安心の道づくりを求める全国大会」が開催され、私は全高速会長として意見発表を行いました。
会長としてのデビューでもあり、姿勢と気合をアピールしようと、「全国ミッシングリンク解消の会会長」というたすきを用意し、これを着用して登壇しました。その後に行われた国への要望活動でも着用。ミッシングリンクとは、高規格道路が途中で途切れている未整備区間のこと。何としても高規格道路の整備促進を図りたい!という決意が、各方面に届いたことを願っています。

元日に発生した能登半島地震は甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての皆様に心からお見舞い申し上げます。本県では、被災された方々に心を寄せ続け、関係機関と連携しながら息の長い支援に全力で取り組んでまいります。
この震災では、能登半島の道路網が寸断され、救命・救助や支援物資の輸送等に大きな影響が生じました。改めて、大規模災害時における広域支援ルートとして、高速道路が国民の命や暮らしを守る社会資本の要であるということ、また、平時においても安定的な人流・物流を支えるための強靱な国土幹線道路ネットワークを構築していかなければならないということを痛感しています。
本県では、東九州自動車道と九州中央自動車道にミッシングリンクを抱え、東九州自動車道の有料区間の大半が暫定2車線のままとなっています。そうした中、昨年3月の東九州自動車道「清武南IC~日南北郷IC」間の開通、東九州自動車道「高鍋IC~西都IC」間の4車線化や九州中央自動車道「蘇陽五ヶ瀬道路」五ヶ瀬区間の事業着工など、着実に整備が進展しています。国土交通省や西日本高速道路株式会社をはじめ関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
私は、これまでも機会あるごとに、宮崎県知事として、県内の高規格道路の整備促進を国に要望してきました。これに加え、今後は全高速の会長として会員50団体の力を結集し、全国の高規格道路ネットワークの整備促進に向け、政府・関係機関への政策提言や要望活動に全力を注いでまいります。
その活動を通じて、県内のミッシングリンク解消や、暫定2車線の4車線化やスマートICの整備などによる機能の向上、耐震強化や老朽化対策の円滑な推進につながるよう取り組んでまいります。
(注:「高規格道路」とは、高速道路や自動車専用道路など)

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