男女共同参画 Gender Equality

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■男性にとっての男女共同参画
男女共同参画というと、まだ多くの人が「女性」の問題と思っています。しかし、この課題は「男性」の問題でもあり、日本社会の未来をめぐる課題です。
女性が抱える問題があるように、男性だからこそ抱える問題もあります。

▽男性の問題の例
・「男のくせに」と言われたり、「男らしさ」を求められる
・育児休業の取得を言い出しにくい職場の雰囲気がある
・男性がリーダーシップを取らなければならない

高度経済成長期には、「男は仕事、女は家庭」という役割分担意識がつくられ、広まりました。社会の中軸を担ってきた男性たちの意識と生活スタイルが変わらなければ男女共同参画は進みません。
家族の在り方や個人の価値観の多様化など、社会情勢が大きく変化している中で、固定的な役割分担にとらわれずに、あらゆる分野で性別にかかわらず活躍できる社会づくりが必要となっています。
男女共同参画社会を実現するためには、性別による役割分担意識の解消や長時間労働の抑制などの働き方の見直しによって、男性も地域や家庭に参画しやすい環境づくりが求められます。男性も女性も、一人一人の置かれている状況は違うことを理解し、意欲に応じてあらゆる分野で活躍できる社会を一緒に考えましょう。

文：市総務課人権啓発室