いきいき!健康 Healthy Life

10／21

■子どものむし歯を予防しよう!
子どもがイヤイヤ期に突入し、仕上げ磨きに一苦労といった経験はありませんか。
仰向けで抑えられるのが嫌、人に磨かれると痛みを感じやすいなど、さまざまな理由が考えられます。スムーズに仕上げ磨きをするために、嫌がる理由を考え、磨き方を工夫してみましょう。リラックスできるよう歯磨きソングを歌う、子どもにも一緒に歯ブラシを持たせながら仕上げ磨きをし、できたらシール貼りをするなど、遊びの要素を加えつつ、焦らずゆっくりと習慣づけていくことが重要です。小学校低学年までは、必ず大人の仕上げ磨きが必要で、小学校高学年までは可能な限り大人が仕上げ磨きをすることをおすすめします。
また、唾液には、食事によって溶けだした歯のミネラル成分を歯の表面に戻し、むし歯を防ぐ働きがありますが、長時間の飲食で唾液による歯の修復が間に合わなくなります。ダラダラと食べずに時間を決め、食事から寝るまでに2時間は空けることが大切です。
乳歯はいったんむし歯になると永久歯より速く進行し、永久歯の質や形にも影響します。そのため、普段の生活や歯磨きで、むし歯を予防していくことが重要です。どうしても歯磨きを嫌がる場合には、短時間で済ませ、食べ物や生活リズムに気を付けて、「むし歯かも?」と思ったら早めに歯科医を受診しましょう。
文：市こども課こども相談係