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自治体の皆さまへ

交通事故ゼロを目指して 考えよう交通安全(1)

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宮崎県えびの市

交通事故は一瞬の出来事です。ちょっとした不注意や過信によって、誰もが加害者にも被害者にもなり得ます。交通事故を未然に防ぐために、私たち一人一人ができることを考えましょう。

■えびの市の現状
えびの市の交通事故(人身事故)発生件数は、令和3年は例年に比べ増加しましたが、令和4年では減少しました。しかし、令和5年8月31日時点の状況を見ると、交通事故発生件数、負傷者ともに昨年よりも増加し、うち1件は死亡事故となっています。


参照:宮崎県警察本部「えびの市の交通事故発生状況」

事故の内容は、令和4年の事故発生件数23件のうち、車両同士による追突事故が10件、出合い頭での事故が6件と、多くを占めています(宮崎県警察本部「えびの市の交通事故発生状況」より)。その他には、右左折時の事故や人対車両の事故などが発生しています。
第一当事者を年代別でみると、えびの市では65歳以上が52・2%を占め、高齢者による事故が多いことが分かります。
移動手段として自家用車が必要なため手放すことができず、運転免許証の自主返納が難しい高齢者が多く存在するのが実情です。そのため、日頃から交通安全の意識を高めていくなど、交通事故を防ぐための対策が求められています。


※交通事故の当事者の中で、一番過失が重い人
参照:宮崎県警察本部「えびの市の交通事故発生状況」

■interview えびの警察署地域交通課 水田優(すいたまさる)課長
えびの市内では、事故件数が増加しているとともに、残念ながら7月に死亡事故が発生しました。全体で見ると、第一当事者の割合の多くを高齢者が占めています。特に多く発生しているのは、脇見運転や前方不注意による追突事故です。駐車場での確認不十分による接触事故なども多いです。
これらの事故は集中して注意すれば防げるものです。運転をするときは集中するようにしてください。また、時間に余裕がないと事故につながりやすくなります。車を運転するときは、余裕を持って行動するようにしましょう。
これからの季節は、日が暮れるのが早くなり、夕暮れ時の事故が増える傾向にあります。運転者は暗くなってきたら早めのライト点灯、歩行者は明るい服装や反射材の活用・明るい時間帯に歩くなど、それぞれが交通事故を起こさない工夫をしましょう。

■交通事故防止の取り組み
▽カーブミラー清掃活動
毎年、えびの市交通指導員会が市内のカーブミラーの清掃を行っています。汚れが付着したミラーを丁寧に磨き、ドライバーが見やすくなるようにしています。

▽交通安全街頭キャンペーン
年4回、えびの地区交通安全協会やさまざまな団体が連携して、街頭キャンペーンを行っています。交通安全の啓発チラシを配るなどして、安全運転を呼びかけています。

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