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自治体の皆さまへ

交通事故ゼロを目指して 考えよう交通安全(3)

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宮崎県えびの市

■危険な「ながら運転」もやめましょう
自転車運転中の「ながら運転」は、周囲が見えにくい・音が聞こえにくい・注意がおろそかになるなどの危険があります。交通事故の原因となるので、絶対にやめましょう。

■自転車保険に加入しましょう
自転車保険への加入は、令和3年4月1日から「宮崎県自転車の安全で適切な利用の促進に関する条例」で義務化されています。
自転車による交通事故でも、自転車の運転者に多額の損害賠償が生じる恐れがあります。過去には、兵庫県で小学生が加害者となった事故に対し、9521万円の高額賠償が求められた事例も発生しています。
自転車保険には、単体の保険のほか、自動車保険などに特約で付帯できるもの、インターネット等で手軽に加入できるものなど、さまざまな種類があります。万が一に備えて、自転車損害賠償責任保険等に加入しましょう。

▽加入義務対象者
・自転車利用者(未成年除く)
・保護者(監護する未成年者が自転車を利用する場合)
・事業者(事業活動で自転車を利用する場合)
・自転車貸付業者(貸し付けに供する自転車)

■ベテランドライバーに対する取り組み
▼その1 制限運転
制限運転とは、65歳以上のベテランドライバーが自身の体調・運動能力を把握し、運転しない時間帯や場所・状況を決めることで、無理な運転を控え、交通事故を防止する取り組みです。全国的には「補償運転」と呼ばれています。
市では「田の神さあ制限運転」と名付け、啓発活動を行っています。

▽制限運転の心得
一、体調が悪いときには運転を控えるべし
二、連続した一時間以上の運転を控えるべし
三、夜間の運転を控えるべし
四、通学時間帯の運転を控えるべし
五、速度を控えて運転するべし
ベテランドライバーの皆さんは、自分の運転能力を考えて、無理をしない運転を心掛けてください。

▽田の神さあ制限運転宣誓式
市内では、各自治会やさまざまな団体が「田の神さあ制限運転宣誓式」を行い、参加者が制限運転を心掛けることを宣誓しています。これは、ベテランドライバー自身が運転に関するルールを決めて実践することで、交通事故を防止しようと行っているものです。
それぞれが自分の運転能力を考え、宣誓項目の中で心掛けることへのチェックと署名をし、安全運転に対する意識を高めています。
※制限運転宣誓は、実施することを心掛け、継続させていくことが目的なので罰則などはありません。

▽interview 地域交通安全活動推進委員麓自治会 上原康雄さん
私の周りにも「運転に自信がない」、「ヒヤッとすることが増えた」と話す高齢なドライバーが多いですが、生活のために車に乗らざるを得ないのが現状です。制限運転宣誓の項目を守れば、事故を起こす確率を減らすことができると思います。事故を起こさないためには、自分の能力を理解して受け入れることも大事だと思います。宣誓をきっかけに意識を変えることもできるので、もっとこの活動が広がってほしいです。

▽制限運転宣誓証書麓(飯野)
市では、宣誓項目の中から重点的に守る項目を選択してもらう「宣誓証書」を準備しています。各自治会・団体での要望等がある場合は、市基地・防災対策課におえびの地区交通安全協会の交通安全指導員問い合わせください。

お問い合わせ:市基地・防災対策課基地・防災対策係
【電話】35-1119(直通)

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