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高原図鑑 PLATEAU PICTORIAL BOOK「ツタウルシ」

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宮崎県えびの市

■ツタウルシ Toxicodendron orientale(ウルシ科ウルシ属)
▽紅葉の季節
朝夕にぐっと冷え込むと、それが刺激となり紅葉は一気に進みます。標高1200mのえびの高原から始まる登山道には落葉広葉樹が多く、色とりどりの紅葉を楽しむことができます。その中でも比較的早くから色づくのがツタウルシです。
ツタ状に這い上がるウルシの仲間で「ツタウルシ」。ウルシ科の中でも最もかぶれる成分が強いようです。うっかり触らないように注意する必要があります。
えびの高原では、アカマツの木を這いあがる姿を見ることが多いです。気根と呼ばれる細い根をツタから出し、アカマツの樹皮にへばりつきながら上へ上へと成長し、日当たりが良い高さでテーブル上に枝葉を広げます。紅葉した葉を下からのぞき込むと、黄、オレンジ、赤など、燃えるような紅葉の美しさに目を奪われます。
さらに、黄色のシロモジ、真っ赤なナナカマドなども加わり、霧島山はひとときの間鮮やかな木々の共演で美しく染められます。

文:えびのエコミュージアムセンター

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