■もしもに備えて
近年、全国各地で記録的な大雨や台風の発生による大規模な災害が頻発化し、大きな被害も発生しています。令和2年7月の豪雨では、熊本県人吉市をはじめ、大規模水害による甚大な被害が発生しました。
今後、えびの市でも、大雨による急激な河川の増水や氾濫による浸水など、広範囲にわたる被害が発生する恐れがあります。
これから、大雨や台風のシーズンに入ります。気象状況の変化によっては、避難が必要となる場合があります。日頃から災害が起きた場合の情報取得方法や避難に必要な物、避難経路や方法などを確認しておくことで、実際に避難が必要となった場合に落ち着いて行動することができます。
最新の気象情報や防災情報を確認し、災害が起きた場合の避難行動や避難先等を把握しておきましょう。
まずは、「自らの命は、自らが守る」という自助の意識を持ち、もしもに備えて、取るべき行動などを事前に確認しましょう。
実際に災害が起きた場合は、発令される警戒レベルに応じて、下の図のような行動を取ってください。
■警戒レベルと取るべき行動
■国民保護
「国民保護」とは、日本に対する武力攻撃や大規模テロが発生した際、国民の生命、身体、財産を保護し、武力攻撃等が国民生活・経済に及ぼす影響が最少となるようにするための措置のことです。具体的な内容は、「国民保護法」で定められています。
日本に対する武力攻撃や大規模テロにはあらゆる想定がありますが、今回は、弾道ミサイル発射時の対応について紹介します。Jアラートや報道などで弾道ミサイル発射の情報が流れたら、落ち着いて、直ちに次のような行動をとってください。
▽屋内にいる場合
できるだけ窓から離れるか、窓のない部屋に移動して頭部を守る
▽車に乗っている場合
車を安全な場所に止め、近くの建物に避難する(または車内で姿勢を低くする)
▽屋外にいる場合
速やかに近くの建物に避難する
▽屋外で近くに建物がない場合
物陰に身を隠すか地面に伏せて頭部を守る
■災害に関する情報
国や県などが、災害の種類に応じて随時情報を発信しています。本紙左のQRコードを読み取って、自宅が安全であるか確認し、危険なエリアとなっている場合は、避難するようにしてください。
■避難に役立つ情報
気象庁や国土交通省では、避難行動に役立つ防災情報等をホームページで公開しています。本紙左のQRコードを読み取って確認してください。
また、市LINE公式アカウントでは、災害時に避難情報等を発信しています。
■ハザードマップ
えびの市防災ハザードマップは、国や県のデータをもとに、地区ごとの土砂災害警戒区域や河川浸水想定区域などを表示しているものです。
避難所の場所や避難経路、自宅周辺の状況の確認にご活用ください。
※ハザードマップをお持ちでない人は、市基地・防災対策課基地・防災対策係にお問い合わせください。
※市ホームページにも掲載しています。本紙左のQRコードを読み取って、ご確認ください。
緊急時には、防災行政無線で避難の呼びかけ等を行います。無線の内容は、電話で再度確認することができます。ご活用ください。
【電話】0120-23-4848
各災害時の避難場所等については、本紙12・13ページでご確認ください。
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