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高原図鑑 PLATEAU PICTORIAL BOOK「ゴマダラカミキリ」

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宮崎県えびの市

■ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca(カミキリムシ科ゴマダラカミキリ属)
▽最もよく見るカミキリムシ
夏といえば、大型の昆虫が最も活発な季節。トンボ、クワガタ、チョウ、そして大型のカミキリムシ「ゴマダラカミキリ」に出会うことも多くなります。
カミキリムシと聞くと、黒地に白い点々のある本種を連想する人が多いと思います。最も普通に見られるものとして、ほぼ全国の平地から山地まで生息。カエデ類、ミカン類など、多くの樹木の幹内部を幼虫が食べます。街路樹、果樹などに被害を与えるため、嫌われ者になることが多いようです。
えびの高原周辺では、ヤシャブシやウリハダカエデの葉についている成虫を見かけます。産卵場所を選んでいるのかもしれません。
日本には、約800種類ものカミキリムシが生息しています。植生豊かな霧島山にも、それぞれの植物に依存した色とりどりの種類が数多く生息しています。嫌われることの多いカミキリムシですが、その多様な色彩や生態の魅力に気づくと、霧島山を歩く楽しみがまた一つ増えるかもしれません。
文:えびのエコミュージアムセンター

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