えびの市長 村岡隆明 Muraoka Takaaki
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。昨年は、社会経済活動に長らく影響を与えた新型コロナウイルスを取り巻く環境が、大きく変化した年でありました。2月には京町二日市が3年ぶりに、5月には京町温泉マラソン大会が4年ぶりに開催されました。さらに、市内各地においても伝統行事や地域活動が再開されるなど、コロナ禍前の様相を取り戻す1年となりました。
また、7月には道の駅えびのが開業10周年を迎え、累計来場者が600万人を突破。10月には吉都線が全線開通110周年を迎え、記念イベントが開催されるなど、節目の年でもありました。そして、本年は国立公園「霧島」(現霧島錦江湾国立公園)が、日本最初の国立公園の1つとして指定されてから90周年を迎えることから、記念イベントの開催を予定しております。
企業誘致では、人口減少に歯止めをかけるべく整備したえびのインター産業団地に2社、その他の場所にも2社の企業進出があり、調印式や起工式が行われるなど、事業開始に向けた準備が着々と進んでおります。
本年におきましても、さらなる立地のため、積極的な企業訪問・情報発信を行うとともに、地元企業との情報交換を引き続き行い、工場等の新設・増設といった形での立地にも取り組み、地域経済の発展につなげてまいります。
また、ふるさと納税の中間処理業務を請け負い、それを自主財源として納税額を拡大させることにより、物産振興・観光振興による地域活性化を目的とした「地域商社」を設立します。民間企業との柔軟な連携により物産・観光振興につなげ、地域の稼ぐ力の創出と地域全体の利益を最大化することを使命とし、本年4月からの活動開始を目標に準備を進めております。
世界情勢・経済情勢の不透明さにより、予測困難な状況が今後も続き、本市への影響も予断を許さない状況が続くと見込まれます。
本年は、感染症拡大や物価高騰の影響を受けた方への対策および市民生活・地域経済のさらなる回復を図ると同時に、従来からの課題である人口減少・少子高齢化、地域活性化等への対策を継続・拡大させ、どんな困難に直面してもしなやかに回復し、乗り越える力を持つ自治体運営に努める所存です。
結びに、市民の皆様には、本年も変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げ、皆様にとりまして健やかで穏やかな年となりますようお祈りいたしまして、年頭のあいさつといたします。
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