■中学・高校の垣根を越えた学びを創出
前回の記事から時間が空いてしまいましたが、最近の私の活動を紹介します。
地域教育魅力化コーディネーターとして、飯野高校を中心に、えびの市の教育魅力化を行っています。具体的には、高校生の探究活動の伴走や、えびの学を通した中高一貫教育の設計です。
令和6年度は、市内の中学生が飯野高校を訪れて、高校生と一緒に授業を受けたり、高校生が講師役となって中学生にアドバイスをしたりするなど、中高の垣根を越えた学びの機会を創出しています。
中学生と高校生を交えた学びの場は、互いに目線を合わせた会話や、年齢が違う相手への向き合い方などの経験を得ることができます。中学生は、高校の雰囲気や進学した後のイメージを持つことができます。高校生は、自分自身の活動や目標を改めて考え直すことができます。
教員の皆さんも、生徒に何を残せるか、えびの市で何を与えられるかを常に考えられています。私の仕事はそのような教員の皆さんが描くイメージを実現させることではないかと感じています。移住者であり、市民2年目でもある私が持つ視点を最大限に活用して、今後の協力隊の任務に取り組んでいきたいと思います。
任期も折り返し地点になりました。卒隊後もえびの市で活動していきたいので、その後を見据えた3年目にしていきます。
文:武井恒介隊員
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