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特集 地域と学校ではぐくむ子どもたちの未来(1)

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宮崎県えびの市

子どもたちを取り巻く環境や学校が抱える問題が複雑化・多様化しています。その中で、子どもたちの課題を解決したり、よりよい成長を支えたりするために、学校・家庭・地域が「目標やめざす子どもの姿」を共有し、連携・協働していく取り組みが求められています。
今回は本市における「コミュニティ・スクール(地域とともにある学校づくり)」と「地域学校協働活動(学校を核とした地域づくり)」の取り組みについて紹介します。

■コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは
コミュニティ・スクールとは、学校と地域住民等が力を合わせて、学校の運営に取り組む「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みです。これによって学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができます。

▽コミュニティ・スクールによる効果
・学校と地域が一体となり、学校運営の改善や児童生徒の健全育成に取り組むことができる
・地域住民や保護者が学校運営に参画できる

▽各学校での学校運営協議会
えびの市のすべての小・中学校に学校運営協議会が設置されています。各学校での学校運営協議会を年間3回行い、学校運営に関する意見交換や子どもたちに必要な支援、地域でできる取り組み等について協議を行っています。

▽全体研修会の実施
えびの市全体の学校運営協議会委員を対象とした学校運営協議会全体研修会を実施しています。講師を招いての学校運営協議会の役割や協議の充実についての講話、協議を通して地域の子どもたちがどのように育ってほしいか語り合い、今後の各学校での協議の充実につなげています。

▽interview 上江小中学校PTA会長 東慶良(のぶよし)さん
上江小中学校の子どもたちが声を上げたことをきっかけに開催された上江交流フェスティバル。学校、PTA、まち協、南部自治会、育成会、上江にゆかりのある企業と、学校と地域全体が理解・参画し、一体となったことで実施することができました。
久しぶりの地域の交流で大いに盛り上がりましたが、地域の協力なしでは実現することはできなかったものです。今後も続けていき、子どもたちの思い出づくりや愛郷心を育んでいければと思います。

お問い合わせ:コミュニティスクールについて…市学校教育課教育係
【電話】35-3721(課直通)

■地域学校協働活動とは
地域学校協働活動とは、地域の高齢者、保護者、民間企業、団体等幅広い地域住民の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う活動のことです。この活動では、学習補助や講師として、子どもたちの学習を支援したり、校外学習や登下校時の安全見守りをしたりと学校支援を行っています。
これをさらに充実させるためには、組織的かつ継続的に地域と学校が連携・協働していくことが重要です。えびの市では、連携・協働を円滑に推進していくため、2人の地域学校協働活動推進員が活動し、地域と学校をつないでいます。

▼地域学校協働活動

▼interview
▽地域学校協働活動推進員 坊野真子(まこ)さん
地域の人が子どもたちと顔見知りになることで、子どもたちへの見守りが一層強くなり安心安全な環境となります。地域としても思いを伝える場、地域の人たちの生きがいにもなるので、この活動がもっと広がっていってほしいです。

▽地域学校協働活動推進員 瀬口弘美さん
地域が情熱を持って学校に関わっていくことで、えびの市の史跡や郷土芸能など、地元の良さを伝え、郷土愛を育むことにもなると思います。子どもがのびのびと学び成長できる環境を作っていきたいです。

お問い合わせ:地域学校協働活動について…市社会教育課社会教育係(市文化センター内)
【電話】35-2268(課直通)

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