■高齢者の虐待防止と早期発見のために
高齢者の人権侵害の一つに高齢者虐待があります。虐待は、身体的な暴力だけでなく、怒鳴る、無視するなどの心理的虐待、食事や飲み物を与えないなどの介護放棄、年金を無断で使用するなどの経済的虐待、性的虐待などもあります。虐待の当事者の中には、一生懸命介護する中で、責任感の強さや誰にも相談できない状況から、心身ともに疲れ果て、気が付かないまま虐待をしている人もいます。
これらを防ぐためには、介護者自身の負担軽減を図ることが大切です。無理をせず、さまざまなサービスや制度を活用しましょう。近所との付き合いがなく、孤立している高齢者世帯などへの周囲の声かけや見守りが、虐待の早期発見につながります。
つらい思いを抱えている高齢者や家族を発見したら、最寄りの在宅介護支援センターや市地域包括支援センターにご相談ください。
・市地域包括支援センター【電話】35-1112
・南部在宅介護支援センター(ほうよう内)【電話】25-3311
・東部在宅介護支援センター(さくら苑内)【電話】33-2377
・中部在宅介護支援センター(えびの市社協内)【電話】35-2800
・西部在宅介護支援センター(えびの涼風園内)【電話】37-3085
文:市地域包括支援センター
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