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南九州の物流を「えびの」から変えるえびのインター産業団地立地企業特集

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宮崎県えびの市

南九州の物流を「えびの」から変えるえびのインター産業団地立地企業特集
~マルゼングループ協同組合大規模物流センター完成~

九州北部を中心に、倉庫事業を全国展開しているマルゼングループ協同組合(本社:福岡県久留米市)が、えびのインター産業団地に建設していた物流センターが完成し、7月8日に竣工式・落成式が執り行われました。県外企業が、産業団地内で竣工式・落成式を行うのは、今回が初めてとなります。
同式には、マルゼングループ協同組合や施工事業者、関係企業、えびの市などが出席しました。倉庫を利用するのは、株式会社キシヤ(医療機器販売・レンタルなど)、株式会社welzo(家庭園芸用品などの卸売業)、八代丸善運輸株式会社(運送事業・倉庫事業)になります。
同式で市長は「物流の要衝として、未来のえびの市の発展に大きく影響すると思います。活躍を期待するとともに、市としてもしっかりとサポートしていきます」とあいさつしました。

■TOP’s VOICE
マルゼングループ協同組合 古賀大輔代表理事
丸善グループの事業本部であるマルゼングループ協同組合は、物流関連施設を各地で展開していますが、今回、2024年問題をはじめ、将来の南九州における物流の持続可能性を勘案し、物流企業、荷主企業が抱える課題解決の拠点として、えびの市に新たな物流倉庫を建設しました。
えびの市は、九州道からなる南九州の玄関口として、物流に最適な立地条件を持ち、災害リスクにも優れています。そのため、市と連携して地域の活性化を進めれば、産業団地として、大きな価値があると考えています。

■物流の2024年問題
2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働時間が規制され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」ことが懸念されています。このことは「物流の2024年問題」と呼ばれています。
物流の2024年問題は、配送遅延や配送コストの増加、配達時間帯の選択肢が減るなど、消費者のライフスタイルに直接的な影響を及ぼす可能性があります。
そういった中で、ドライバーの拘束時間を短縮するため、運送業をはじめとした物流企業は地方に拠点を増やし、中継拠点を整備する動きが活発化しています。
九州自動車道と宮崎自動車道の交通結節点であるえびのジャンクションがあることは、えびの市の大きな強みです。物流の中継拠点をえびの市に整備することは、九州地方、特に南九州における2024年問題の大きな解決策になります。市では、企業立地に適している産業団地の魅力を発信し、企業誘致を促進します。

■会社概要
会社名:マルゼングループ協同組合
代表者名:代表理事 古賀大輔
本社所在地:福岡県久留米市善導寺町飯田829番地1
設立年月日:平成3年2月28日
資本金:565万円
事業内容:第一種貨物利用運送事業、倉庫業、宅地建物取引業
従業員:19人(令和5年7月)
沿革:
・平成3年2月「マルゼングループ運輸事業協同組合」を設立
・平成15年4月「マルゼングループ協同組合」に名称変更
・令和2年1月倉庫業を事業に追加
・令和2年3月宅地建物取引を事業に追加

■えびの物流センター概要
所在地:えびの市大字湯田字水洗146番1(えびのインター産業団地内)
敷地面積:33,933.89平方メートル
建築面積:19,135平方メートル
総事業費:30億円
操業計画:
・着工 令和5年5月
・完成 令和6年7月
操業開始:令和6年9月予定
雇用計画:倉庫内で操業開始する3社合わせて約70人

■これまでの歩み
令和4年6月えびのインター産業団地の区画10を取得。
令和5年5月19日起工式を執り行い、建設工事がスタート。
令和5年7月18日市と企業立地協定を締結し、えびの市指定企業第45号に指定。
令和6年7月8日竣工式・落成式を執り行い、物流センターの完成を祝いました。

■えびのインター産業団地
総面積17.3ha。国道268号線に直結し、えびのICから約500mに位置し、えびのJCTを活用した南九州各都市へのスピーディなアクセスがセールスポイント(令和6年撮影)

お問い合わせ:市企業立地課
【電話】35-3727(課直通)

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