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30th anniversary 国際交流を推進して30周年(1)

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宮崎県えびの市

市では、国際交流の推進を掲げ、えびの市国際交流センターを拠点に留学生との交流が始まり、令和6年4月で30周年の節目を迎えました。平成6年4月に同センターが開館、学校法人日章学園えびの高原国際専門学校(現在閉校)が開校しました。平成7年4月には学校法人日章学園えびの高原国際高等学校(現日章学園九州国際高等学校)が開校し、世界各国の留学生と市民との交流が展開されてきました。
今回は、留学生交流30周年記念事業や市国際交流センターの取り組み、そして、これまでの30年のあゆみを紹介します。

■留学生交流30周年記念事業
10月13日、市国際交流センターで、留学生交流30周年記念事業として、「中国芸能・雑技&懐かしの交流会」が開催されました。
催しには、約500人の市民が参加しました。懐かしの交流会では、えびの高原国際専門学校の卒業生やえびの市で活躍された国際交流員、留学生指導者などを招いて、「今後の国際交流を考える」と題してパネルディスカッションが行われました。登壇者たちは、当時の思い出や国際交流について語りながら、市民との交流を深めました。
同センターの野外ステージでは、中国芸能・雑技公演が行われました。普段は見ることのできない高度な変面や、高く積み上げられた椅子の上でのバランス芸などを、多くの市民が観覧しました。今回の記念事業を通して異文化に触れることができ、より一層国際理解が深まる機会になりました。

■国際交流事業
市国際交流センターでは、地域住民に国際交流活動、市民交流などの機会の場を提供する国際交流事業を行っています。施設は指定管理者制度を導入し、現在は特定非営利活動法人えびの市国際交流協会が管理・運営を行っています。
同センターでは、市民や児童などを対象とした国際交流のイベントを、定期的に開催しています。ぜひ、ご参加ください。

■えびの市で進む国際交流・多文化共生
えびの市には、令和5年12月末現在で345人の外国人住民が暮らしています。平成25年12月末時点の180人と比べると、約2倍に増加しています(出典・法務省「在留外国人統計」)。また、外国人住民の国籍も15カ国と多様化しています。
えびの市での外国人住民の増加・多様化が進む中、地域の外国人住民がこのまちで安心・安全に暮らしていくためには、地域全体の理解と協力が不可欠です。国籍や文化の違いを超えて、互いを認め合い、持続可能なまちづくりを進めていくことが重要となります。
多文化共生社会を実現するために、えびの市に暮らす外国人との身近な交流を促進し、異文化への理解を深めましょう。

■interview 特定非営利活動法人えびの市国際交流協会 田内四朗理事長
市国際交流センター開館と留学生交流が、30周年の節目を迎えうれしく思います。グローバル化が進む中、企業での外国人の雇用などによって、今後もえびの市で暮らす外国人住民が増えることが想定されます。そのような情勢に合わせて、外国人住民の暮らしを支えていきたいと考えています。
外国人住民が、働くだけでなく暮らしを楽しむために、日本語を学ぶ場や市民と交流するイベントを企画していきます。
また、えびの市には日章学園九州国際高等学校もありますので、同校の生徒や飯野高校生、市内の子どもたちとの交流を活性化し、グローバルな人材育成にもつなげていきたいです。
えびの市や日本の良さを知ってもらうとともに、外国人住民にとって住みやすく、地域に密着した国際交流を推進していきます。

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