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市立病院 City hospital

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宮崎県えびの市

■ひざの痛み・違和感は「変形性ひざ関節症」?
ひざ関節は、体重を支える役割があり、日常生活で大きな負担がかかります。生活習慣や肥満などで、ひざ関節にさまざまな力が何十年も繰り返しかかると、関節内の軟骨などが少しずつ傷み始める可能性があります。
このような変化が生じると、5年前や10年前と同じ動作を行っても、以前は感じなかったひざの痛みを感じるようになります。「正座がしにくい」、「立ち上がる時に痛い」、「階段の上り下りが痛い」などの症状を感じたら、「変形性ひざ関節症」かもしれません。
変形性ひざ関節症とは、加齢や肥満、太ももの筋力の衰えなどが原因で、ひざ関節の軟骨がすり減り、関節に炎症や痛みが生じる疾患です。中高年や女性に多いのも特徴です。
変形性ひざ関節症は、早期診断によって、病態の進行や重症化を未然に防ぐことができる可能性があります。初期の変形性ひざ関節症の治療は、疾患の発症リスクや進行過程、その対策について、自ら学習することと、ひざ周囲の筋力訓練を行う運動療法が有効です。
この疾患の治療には、薬物療法もありますが、医師任せにするのではなく、患者本人が病気の知識を深めることが高い治療効果につながります。
ひざ関節に痛みや違和感を覚えた際は、さまざまな原因がありますので、整形外科を受診することをお勧めします。

文:市立病院 黒沢治医師

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