クローズアップ まちを支える人たち(175)

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三股中生徒会　会長
西植木在住　陣ヶ尾康太(じんがおこうた)(15)さん
三股中生徒会　副会長
上米在住　石川　杏(いしかわあん)(15)さん

■命と優しさ育む「さつき言葉」
○三股中の「愛」言葉
三股中では、毎年6月に新坂の土砂災害事故の追悼集会を行い、命の大切さを考える。「もし家族や友達が突然いなくなったら、なんて想像もつきません。でも、命について考えるのは、実はこのときだけでした。」と陣ヶ尾さん。命は大切だと分かっているからこそ意識し続けることは難しい。しかし、木下文秋校長の『人をダメにする言葉は使わないように』という言葉をきっかけに生徒たちの意識が変わり始め、そんな言葉を無くすためにどうすればいいのかを友人同士で、クラスで、全校生徒で話し合った。「私たちは、人をダメにする言葉の代わりに『ありがとう』や『いいね』といった優しさを伝える『さつき言葉』を使うことを決め、それを生徒会新聞で発表することにしました」と石川さんは言う。優しい言葉は、命を育てる心の栄養。言っても言われても心に届く。さつき言葉がこれからの三股中の「愛」言葉だ。

生徒会新聞は、町役場と町立図書館入口にも掲示されています。