谷地区在住 中石 均(なかいしひとし)(65)さん
■仕事をするのは「よか人生」のため
○農業に明るい未来を
「最後に『よか人生やった』と言いたくて仕事をしています」。定年退職後に就農。今では認定農業者としてラッキョウ、ショウガやサトイモなどを栽培する。「土に触るとストレス発散になるし、作物は愛情を注いだだけ素直に成長してくれる。そこが魅力ですね」と力強く話す。7月からは農業委員に就任。農地の賃貸借に関わる仕事という程度の知識だったが、人の財産を扱う仕事なのだと理解した今では、責任の重さを実感しながら業務にあたっている。「農業は無くしてはいけない職業。農業委員になって、未来をより考えるようになりました」と話す。先日、友人にサトイモを株のまま送ると、子どもたちと一緒にイモを小分けにすることが食育につながったと感謝された。「農業を身近に感じられることが、農業の未来を明るくするのだと確信しました」と話す中石さんは「よか人生」を真っすぐ歩んでいる。
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