コミュニケーションの一つである「あいさつ」は、お互いの心を開く力を秘めています。あいさつで心を開き合い、私たち一人一人がお互いを尊重し合えるまちをつくりましょう。
ページ上部に記載した文章は、町が行ったアンケートの回答から一部を抜粋したものです(一部編集)。質問項目は以下のとおりです。
(Q)あなたは、学校・職場にいる時や、地域の人と接する時など、あいさつをしますか?
選択肢「必ずする」「大抵する」「ほとんどしない」「全くしない」
(Q)(必ずする、大抵するの回答者)
あいさつをする理由を教えてください。
(Q)(ほとんどしない、全くしないの回答者)
あいさつをしない理由を教えてください。
(Q)あいさつをされたら、どのような気持ちになりますか?
■アンケートを実施!!
・(あいさつをされると)相手にとって、嫌悪感や敵意などがなく、友好的な存在だと思われていると感じる。(40代)
・面識がなくてもあいさつを交わすことで、心の距離が縮まる気がして、爽やかであたたかい気持ちになれる。(20代)
・コミュニケーションの基本。相手とうまく話をするためには普段から話しやすい環境が必要なので、なるべく顔を見てあいさつするようにしています。(50代)
・あいさつをすることで私という人間を意識してもらうのと、相手とのコミュニケーションが取りやすくなる。(60代)
・人と関わることが好きで、あいさつはその一歩だから。幼い頃から親にあいさつはしっかりしなさいとしつけられたので、呼吸と一緒であいさつしない理由がない。(30代)
・人間は皆、人と人のつながりの中で生きている。あいさつは相手への敬意の表し方であり、相手を思いやるおもてなしの表現だと思う。こちらがどんなに調子が良くないときでも、笑顔であいさつをしていけば、自らの戒めとなると同時に、相手がいて自分がいるとの再認識もできるし、元気をもらえる。あいさつは生きていく上での基本中の基本だと考えています。(50代)
・あいさつはコミュニケーションのスタートなので、職場や、同じ方向へ向かっている人には、努めてするようにしている。相手の気分や体調状態を知ることもできて、その都度、調整もできる。コミュニケーションには、必要な要素だと思っている。(70代)
・できる限り自らあいさつします。元気良く返してくれると気持ちが良くなるから。あとは、あいさつを返してくれるのかで、その人の人間性が分かる気がするから。(20代)
■あいさつ、していますか?
コミュニケーションの一つである「あいさつ」―。
皆さんは、学校や職場にいる時、地域の人と接する時に、あいさつをしていますか?
「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」などと、きちんとあいさつをすることもあれば、時と場合によって笑顔で会釈だけを交わすことや、親しい友人などであれば「おはよ~」と、親しみを込めたあいさつを交わすこともあるでしょう。
しかし、あいさつをしても相手からあいさつが返ってこなくて不快に思ったことなど、日常的なあいさつの場面で相手に不信感を持ったことはありませんか?
■あいさつを重要視する声が多数
町が行った「あいさつに関するアンケート」(11月15日~19日にかけて実施)の結果では、回答者140人のうち138人があいさつを「必ずする」、「大抵する」と答えました。一方、「ほとんどしない」、「全くしない」と回答した人は2人にとどまりました。
今回の調査は、あいさつを重要視している人や、あいさつに関心がある人ほど積極的に回答した可能性もあります。しかし、あいさつという日常的なコミュニケーションを大切にしている人が、数多くいることは事実です。
■する人としない人の共通点
前述のように、あいさつを「ほとんどしない」と答えた人は、全体で2人(「全くしない」は該当者なし)。それぞれの理由は「自分からあいさつして返されなかったときが嫌」や、「(あいさつを)二、三度して返ってこないと、こちらからもしなくなる」といった意見でした。
上に示した、あいさつをする人の意見と照らしても、あいさつは一方的なものではなく、双方が行ってこそ成立するものであるとの認識は、両者の間で一致しているようです。
■あいさつの重要性を考える
今日、多様性の尊重が求められる社会になっており、ほかの誰でもない私たち一人一人が、周囲の人たちを理解し、尊重することが大切です。
そこで今回は、そのための「はじめの第一歩」を「あいさつ」と捉え、アンケートや、あいさつを大切にする人たちの姿から、その重要性について考えていきます。
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