今月の特集は、HPVワクチンです。お話をお伺いした川越先生は、本紙5ページのインタビューにもあるとおり産婦人科医として活躍されていて、ご自身の経験をもとにHPVワクチン接種率向上への思いを熱くお話しいただきました。私がハッとさせられたのは「予防の意識が浸透していない」という言葉です。何かあったら病院に行くということは、何かあるまでは病院に行かないということ。しかし、大きな病気であるほど、何かあってからでは手遅れになってしまいます。恥ずかしい話ですが、私はこの特集で学ぶまで、ウイルスを原因とするがんがあるなんてそもそも知りませんでした。予防の第一歩はまず知ることから。知識のアップデートに役立つさまざまな情報を発信していければと気持ちを新たにしました。〔や〕
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