今市在住 下沖功児(しもおきこうじ)(40)さん
■プロのスポーツ選手だからできること
○町内在住の競輪選手
「自転車という身近な乗り物のプロ競技があり、その選手が三股にいることを知ってほしいです」。自転車競技を始めたのは大学生から。コーチの競輪選手に背中を押されたことをきっかけにプロとなり16年目、こだわるのは勝ち負けだけではない。「競輪はエンターテイメント。観客に楽しんでもらう『魅せる』レースをすることが大切です」と話す顔にはプロの誇りと覚悟がある。『魅せる』レースに必要なのは思い通りに動く体。これまで、足の力の伝え方、筋肉や関節の使い方を模索し続けてきた。「いつか、子どもたちに体の使い方を伝えたいと思っています」。体の使い方は日常生活やさまざまなスポーツで応用がきく。そして、プロの立場だからこそ説得力のある伝え方ができる。体を動かすことやプロを目指すきっかけをつくることで次は自分が背中を、いや、前を走って道を作るんだと、ペダルをこぐ足に力をこめた。
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