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自治体の皆さまへ

誰でも・どこでも「暑さ」も「油断」も危険です(2)

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宮崎県三股町

■INTERVIEW
◇熱中症体験者に聞く
楠 淳(くすのきじゅん)さん(山王原在住)

私は、6年前の7月に、熱中症により緊急搬送されました。その日は気温・湿度が非常に高く、立っているだけで汗が出てくるような気候でした。
町内で行われた、息子の野球の試合で審判を務め、試合開始から1時間ほど経過した時、手足のしびれを感じ、次第に体調が悪化していきました。試合の合間に助けを求め、木陰や本部席の椅子に腰かけ、しばらく体を休めました。その後、座っている事もできないくらいに体調が悪化。保護者に看護師がおり、保冷剤などを使って応急処置をしてもらいましたが、結果的に救急車を呼んでもらい、緊急搬送されました。
当日は、朝6時頃に起床し、試合会場の設営を行うなど、朝から体を動かしていました。試合中も比較的動いていたことや、芝生の近くに立つこともあり、ひどく暑さを感じたものです。服装は帽子をかぶり、半袖・長ズボンで、試合の合間に2回ほど水分補給をしたと記憶しています。
緊急搬送されるまでの自分の行動を思い返すと、反省点が多いことに気付きました。まず、前日に飲み会があったため就寝時間が遅く、睡眠時間、質共に十分ではなかったのです。さらに、朝食を取らず、朝はコーヒーを1杯飲んだだけ。試合の合間に水分補給をしましたが、それだけではアルコールやコーヒーにより失った水分を補うことはできなかったのでしょう。十分な睡眠を取らなかったことや十分な水分・塩分補給をしなかったことなど、そして「自分は熱中症にはならないだろう」と甘く考えていたことを、今でも後悔しています。
この反省を生かし、屋外で活動する予定がある時は、睡眠時間や朝食に気を遣い、経口補水液やスポーツドリンクなどを持ち歩くようにしています。
激しい運動をする時は水分・塩分補給を心がけるものですが、あまり動かない時は、怠ってしまう人もいると思います。屋内外問わず、運動量の多い・少ないに限らず、これからも対策をしていきたいと思います。

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