稗田在住 藏元怜奈(くらもとれいな)(41)さん
■誰かの「姿」が、誰かの「思い」に
○私も、人の役に立ちたい
令和4年に活動を開始した町の女性消防団。発足当初から団員として活動する藏元怜奈さんは「以前から地域や人のために活動したいと思っていたので、募集を知ってすぐに手を挙げました」と迷いなく入団した当時を話す。きっかけは、東日本大震災。テレビに映る多くのボランティアが、被災地で懸命に活動する姿を見て、それまで抱いていた「人の役に立ちたい」との思いがさらに強く、そして鮮明になっていった。「消防団員が災害や火事現場に出動するだけでなく、イベントなどで子どもたちに優しく接する姿を見て、憧れを抱きました。そんな姿や活動を、もっと多くの人に知ってもらうためのPRもできればと思っています」と明るく話す。名も知らぬボランティアの姿を見て「私も人の役に立ちたい」との思いを強くした藏元さん。今度は、藏元さんの姿を見た誰かが同じ思いを育むに違いない。
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