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自治体の皆さまへ

運転手たちの心構え(マインドセット) 2

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宮崎県三股町

【町内の事故・事情を、数字で見る】
◆交通事故発生件数は減少傾向だが…
令和5年に町内で発生した交通事故発生件数は66件。平成28年以降で最も少なくなり、件数は半数以下となりました。また、死亡事故は令和3年2月に発生して以降、発生していません。
しかし、この数字はあくまで町内での事故発生件数です。町民が町外で事故の当事者になったケースは含まれていないため、私たち町民が事故に遭った件数はさらに多いと予想されます。

▽令和5年度 交通事故発生件数(町内)

◆注意すべき「時間帯」
時間帯別発生件数を見ると、町、都城市共に午前7時~8時、8~9時、11時~正午、午後5~6時に事故が多発しているようです。特徴は、朝の事故発生ピークです。町は午前7時~8時がピークであるのに対し、市は午前8~9時です。また、市は午前6時~7時に増加し始め、朝のピークが下がり切るのは午前10~11時。通勤時間だけでなく、町から出るとそのほかの時間帯でも事故が多発しています。

▽令和5年度 時間帯別 交通事故発生件数

◆事故のリスクは年齢を問わない
第一当事者(第一当事者:交通事故において過失が重い人)の年代別発生状況を見ると、65歳以上の割合が全体の33%となっています。町の高齢化率は約30%であることを考えると、およそ、人口構成比どおりとも見て取れます。
そのほかの世代が第一当事者となった事故も多発しており、年齢にかかわらず誰にでも事故を起こしてしまう危険性があることが分かります。

▽令和5年度 第一当事者の年代別交通事故発生件数

【警察からの警鐘に、耳を傾ける】
都城警察署 交通課 長友俊之(ながともとしゆき)さん

◆町立図書館南側を通る道路
左右に続く道路に「止まれ」の標識はないが、以下に記載の(1)~(2)から、この四方の道路には、優先道路はない。

令和5年中、県内で発生した人身事故で最も多かったのは追突事故(40・9%)で、次いで出合い頭での事故(24・1%)でした。
一方、三股町内で発生した事故で最も多かったのが出合い頭の事故(39・7%)、次いで追突事故(23・5%)でした。県内の発生傾向とは逆に、出合い頭での事故が多いことが特徴の一つです。
町内の交差点では、「西植木」交差点や「三股小前」交差点での事故が目立ちます。また、交差点内での事故だけでなく、交差点周辺での追突事故も見られ、少し脇見をした瞬間に追突するといったケースも多いと実感しています。
さて、皆さんは交差点を通行する際、「止まれ」の標識がないからといって「優先道路」だと思い、徐行・安全確認を十分に行わず、そのまま走行していませんか?
「優先道路」は、
(1)交差点中央部に中央線が引かれている道路が優先道路
(2)交差道路の道幅が「2倍以上広い」道路が優先道路
といった点で判断します。
また、
・優先道路でない
・左右の一方でも見通しが悪い
この2点を満たす場合は、「止まれ」の標識が無くても徐行しなければなりません。「徐行」とは、ブレーキを踏んでから1メートル以内に停止できる速度で走行することで、交差点に入る前に交差点とその周辺の安全確認を行い、歩行者や車がいなければ進行、いる場合は十分に注意しながら進行する必要があります。いずれにしても、「かもしれない運転」を心掛けて走行しましょう。
公道だけでなく、スーパーなどの駐車場でも事故が発生しています。公道に比べてスピードが出ていないかもしれませんが、車両周囲の確認を怠るなどして、車両と車両、車両と人の事故が町内外で発生しています。
9月21日(土)~30日(月)は、「秋の全国交通安全運動」が行われます。車だけでなく、自転車も車両です。事故を起こした場合、責任が問われることもあります。ヘルメットの着用や早めのライト点灯、反射材を身に着けるなど運転には注意してください。

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