■謹んで新年のお祝いを申し上げます
三股町長 木佐貫辰生(きさぬきたつお)
新年明けましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
まず、はじめに、昨年の1月1日の能登半島地震および9月の能登半島豪雨で被災され、亡くなられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。1日も早く平穏な生活が戻ることをお祈り申し上げます。
さて、地球温暖化の進行が原因と考えられる危険な暑さや深刻な自然災害が全国で頻発していることから、本町では、2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」に基づき、昨年、民間企業と連携した脱炭素化事業計画を策定しました。これは、環境省の「脱炭素重点対策実施地域」として採択され、今後5年間、国の補助事業を活用し、公共施設、一般住宅や事業所に太陽光パネルと蓄電池をセットで設置することを促進する事業に取り組みます。このことにより、電気エネルギーの地産地消や省エネに貢献するとともに災害時の停電対策として役立てていきたいと考えております。
次に、本町の重点施策である子育て支援策として、現在、中学生までの医療費の負担軽減化に加え、中学校の給食費無償化や3歳未満児の保育料第一子無償化にも取り組んでいます。これらの財源の一部をふるさと納税で賄っています。町民の皆さまには、本町以外にお住いの親戚や、知人、友人に対しふるさと納税を通じて三股町を応援していただくよう「呼びかけ」をお願いいたします。
もう一つの重点施策である、町営五本松団地跡地の交流拠点施設整備事業は、「学び」、「子ども子育て」、「健康づくりの」、「買い物と食」の機能を備えた複合施設で、賑わいと健康、人材育成に貢献する重要な事業です。現在、町と商工会が出資した「まちづくり合同会社みまた」と連携しながら、事業を進めているところです。そして、昨年4月から中心市街地と各集落を繋ぐコミュニティバス「くいまーる」の従来コースに中心市街地を巡回する新コースを設け、町民の移動手段の確保・利便性の向上に努めています。
スポーツでは、本町出身のアスリート、自転車の藤村一磨さんがフランスのチームの一員として活躍し、1月からベルギーのチームに加入。サッカーの高岡伶颯さんがイングランド・プレミアリーグに所属するチームへの入団が内定。さらに、名古屋競馬に所属する木之前葵騎手が通算600勝を達成しました。本町では令和9年度に開催される国民スポーツ大会において、「銃剣道」が開催されることが決定しており、大会準備のため、また「アスリートタウンみまた」のさらなる創造のため、町体育館、町武道体育館の改修を行います。ご不便をおかけしますが、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
本町は「街の住みここちランキング」2024宮崎県版で5年連続第1位という高い評価を得ています。生活や交通の利便性、行政サービス、防災、親しみやすさなどがトップクラスの評価です。引き続き、住み良い・住みやすいまちづくりに努力してまいります。
結びに、皆さまにとって素晴らしい1年となることを祈念し、新年のあいさつといたします。
■新年明けましておめでとうございます
三股町議会 議長 指宿秋廣(いぶすきあきひろ)
新年明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、輝かしく希望に満ちた新年を迎えられたことと心からお喜びを申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、元旦早々から能登半島地震が発生し、大変多くの人が行方不明となり、また、お亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、一刻も早い復興復旧を願っています。また、その支援のために向かおうとしていた海上保安庁のセスナ機が旅客機と接触して炎上する様子がテレビに映し出され、衝撃的な様子を呆然として見ていました。
宮崎での出来事として、10月に赤江空港(現宮崎空港)において、不発弾の突然の爆発がありました。まだ戦後は終わっていないと痛感しました。
明るい話題としては、アメリカ大リーグドジャースの大谷選手の50本塁打・50盗塁以上のフィフティフィフティがありました。大谷選手は記録づくしの一年でありました。
さて、現在、都城市から本町を経由して日南市と結ぶ国道222号牛ノ峠バイパスが、本町で止まっています。あと約7キロメートルで開通します。いったん中止が決まった道路ですが、昨年には建設促進決起集会があり大変盛り上がりました。2市1町の力を結集してぜひとも前に進めて開通させたいものだと思っています。
また、全国町村議会議長会と宮崎県町村議会議長会では、議員のなり手不足の改善の一環として、議員の処遇改善、とりわけ報酬の改善が大きな懸案としてあります。そこで、全国の市長と市議会議員(一般議員)との比率が47%であることから、町村も当該の町村ごとに町村長の構成比率の47%を目指すことになりました。
本町でも、一般議員の報酬は23万6千円、実質手取りは10万円台であり、報酬を大幅に引き上げなければなりません。そこで、条例改正を行い、広く町民の皆さまに周知して令和8年の議員選挙で当選した議員から実施することを考えています。新たに町議会議員に挑戦したいと考えてもらえるような環境を整えるように町当局と話し合いたいと思っています。ぜひ町民の皆さまのご支持をお願いします。
町内の重大なことでは町営五本松団地跡地の問題がありますが、完成の建物予想図や運営などの全体像が、議会にはなかなか説明がありません。聞くところによると町の職員が研修という名目で仕事をしているのだそうです。出向や派遣で行うと相手側の団体がその人の給料を支払わなければなりませんが、研修であれば町が全てを負担しなければなりません。「これは名目を変えた補助金ということになる。」と町民の皆さまに言われても仕方がないと思うのは私だけでしょうか?未来の本町を考えると、本町にとってなければならないものかどうか、議会の中で議論していきたいものだと考えています。
選挙で選ばれる町長と議会議員は、二元代表といわれますが、その重大な責務を担う当事者としての議会として、謙虚にまた恐れることなく議会を運営していきたいと考えています。
これからも、町議会に対しまして、引き続きのご支持ご声援をよろしくお願いします。
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