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五ヶ瀬町国民健康保険病院の歩み そしてこれから

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宮崎県五ヶ瀬町

旧三ヶ所村では山崎・原田両医院を国民健康保険指定医に指定し、旧鞍岡村では国保直営診療を設置して、両村の医療体制を担っていました。昭和31年に五ヶ瀬町が発足した後も、数年間はその体制を継続することを余儀なくされましたが、昭和39年5月1日より、五ヶ瀬町立国民健康保険病院での診療が開始されました。
当時、宮崎県下では、結核をはじめ疾病の早期回復を図るための近代的医療施設の完備が切迫する問題となっており、一般病棟10床、結核病床10床の計20床の病床数で開院しています。
その後は、医療だけでなく、保健衛生に関する相談を行うなど町民の健康維持、予防医学にも取り組んできました。
以後も、その時々の社会情勢と需要及び将来的な状況を判断し、2度の病院建設において病床数の拡大、医療機器等及び診療体制の整備を行ってきました。また、急速に少子高齢化が進む中で、従来の診療や治療だけではなく「地域包括医療・ケア」の実践や「地域包括ケアシステムの構築の推進」の取組みも求められているところです。
西臼杵郡内の3公立病院は、令和6年4月1日から西臼杵広域行政事務組合に統合再編されます。郡内で安心して入院いただけるよう、入院機能が分担されるものです。4月以降も3町の国民健康保険病院は、現在のまま存続し、外来の診療体制もこれまでどおりです。
しかしながら、人口減少が続く中で、五ヶ瀬町国民健康保険病院が今後も存続し、五ヶ瀬町の医療や予防医療、そして救急医療を担っていくためには、町民の皆様のご協力が不可欠です。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

■五ヶ瀬町国民健康保険病院の沿革
昭和39年3月 町立国民健康保険病院 診療棟、病棟建設
昭和39年5月 診療開始(一般病床10床・伝染病床10床)
昭昭46年8月 台風23号により病院裏山崩壊 病院倒壊により複数の犠牲者を出した
昭和48年5月 病院新築 診療開始(一般病床40床・伝染病床10床)
平成10年11月 移転新築 診療開始(一般病床54床)
平成18年10月 (一般病床36床・介護療養病床18床)
令和6年4月 西臼杵広域行政事務組合に移管(一般病床32床・介護医療院18床)

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