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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ

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宮崎県五ヶ瀬町

■五ヶ瀬町長 小迫幸弘(こさこゆきひろ)
新年明けましておめでとうございます。町民の皆さまが健やかに新年を迎えられたことを、心よりお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、2年連続で夏の平均気温が更新される異常気象に見舞われ、農作物の生育や住民の健康への影響が懸念される年となりました。また、肥料や資材費の高騰により農業経営が厳しい状況に追い込まれる中、地域の生産者の皆さまの懸命な努力により、五ヶ瀬町の農産物は引き続き高い評価をいただくことができました。地元選出の江藤拓農林水産大臣のご活躍を期待するとともに、国や関係機関と連携し、地域の基幹産業を支える施策に取り組んでまいります。
林業では、各事業者が雇用の安定に尽力される中、町としても再造林への支援や森林を活用した取り組みを進めてまいります。
観光分野においては、昨年12月20日に3シーズンぶりに、わが町の顔、日本最南端の五ヶ瀬ハイランドスキー場が再開し、多くの方々に喜ばれ、地域の活性化につながっています。今年も観光を通じて多くの来訪者を迎え、町の賑わいと経済の発展を目指してまいります。
また、交通インフラの整備も着実に進んでいます。九州中央自動車道の延伸により交通利便性が向上し、経済効果も高まっています。主要地方道竹田・五ヶ瀬線では、土生工区が開通し、残る波帰の瀬橋の完成が期待されています。これらの整備により、九州中央に位置する地の利を活かした新たな時代が訪れると確信しています。
暮らしを支える施策としては、水道施設の早期整備や町営住宅の新設、空き家の利活用を進めております。また、昨年4月に五ヶ瀬町国保病院を含む郡内の3公立病院が統合され、入院機能を分担する新体制が始まりました。これからも身近な医療機関として住民の生命と健康を守る役割を果たしてまいります。
さらに、町民の安心できる生活を支えるため、消防団の活動負担軽減や、結婚から子育てまでの切れ目のない支援体制の充実に努めております。特に結婚支援については、縁結びサポーターや地域団体と連携した事業を推進し、町の未来を担う世代を支えてまいります。
令和9年に開催される国民スポーツ大会宮崎大会では、本町が相撲競技の会場となります。これを機に町の魅力を全国に発信し、IUターンや交流人口の増加を目指します。「人」を大切にし、「人」を育てる町づくりを進め、地域の絆をより一層深めてまいります。
本年も皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、五ヶ瀬町がさらに活力に満ちた町となるよう努力してまいります。
皆さまのご健康とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

■五ヶ瀬町議会議長 佐藤成志(さとうせいし)
町民の皆様 あけましておめでとうございます。輝かしい幕開けを健やかにお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。
昨年は議会活動に特段のご理解と、格別のご高配を賜りましたことに心から感謝申し上げます。
さて、昨年は12月20日に五ヶ瀬ハイランドスキー場が3シーズンぶりにオープンしました。五ヶ瀬の顔として広く県内外に知られていますので、多くの人が訪れ、賑わいの戻りが期待されています。また、スキー場だけではなく四季折々に活用できるように協議を進めているところです。ワイナリーにおきましては、日本ワインコンクール2024にて、白ワイン「緑」が銀賞、スパークリングワイン「月華」が銅賞となり、五ヶ瀬ワイナリー知名度アップが期待されています。しかしながら両第三セクターは依然として厳しい経営が続いています。議会の行財政改革特別委員会においても、黒字化に向けて町とともに取り組んでまいります。
昨年に続き、第65回宮崎県畜産共進会において、桑野内の津隈雅士さんが優等主席、同じく桑野内小方幸男さんが1等に入賞し、高千穂地区団体優勝に大いに貢献されました。更に宮崎県乾しいたけ品評会にても鞍岡の甲斐和幸さんが農林水産大臣賞を受賞し、その他にも町内生産者が多数の上位入賞となり、五ヶ瀬町が団体優勝を成し遂げました。この二つの快挙は農林業生産者の大きな励みとなっております。
牛の価格低迷、飼料を含む農業資材などの価格高騰、生活用品などの値上げが続き、町民の皆様には大変厳しい状況が続いています。議会も町と連携し、財政基盤、生活基盤の確率に向けて、県・国に十分なる対策実施の要望活動を行ってまいります。
昨年10月27日には衆議院議員総選挙が行われ、新たな体制で国政も動き出しました。石破首相は「地方こそ成長の主役」として、地方創生を更に充実強化すると公約にかかげられました。現在地方の衰退は進み、わが町も近年は人口減少が加速しています。この対策は町全体の問題として、行政、地域、議会が一体となって知恵を出し合い乗り越えていく課題であります。
12月13日に竹田〜五ヶ瀬線土生工区開通式が行われ、残すは令和11年開通予定の波帰ノ瀬大橋(仮称)のみとなりました。又、九州中央道も工事が進んでいます。国道503号線は飯干トンネルを含む「飯干バイパス」が新規事業化されています。五ヶ瀬町内の交通網の整備が進んでいくことを最大限に活用して、人口減少に歯止めをかける施策を議会も取り組んでまいります。
終わりに、2025年が町民の皆様にとって平穏で実り多き年でありますこと、ご多幸を御祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。

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