みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.7

12／28

ごとう　みのりさん
全日本少年少女空手道選手権優勝

『優勝したい!の強い気持ちで全国1位勝ち取る』

6月に開催された極真会館関西総本部主催「第28回オープントーナメントグランドチャンピオン決定戦・全日本少年少女空手道選手権」。昨年に続き2回目の出場で優勝の栄冠に輝いたのが後藤実莉さんです。後藤さんが空手を始めたのは小学校に入学する少し前。兄が稽古する姿を見て、やってみたいと思ったのがきっかけです。後藤さんが所属するのは、相手と激しくぶつかりあうフルコンタクト空手の道場。得意技は体の柔らかさを生かした上段まわしげりです。練習は所属する道場で週に3回、出稽古にも週2回通うなど、ほぼ毎日。筋トレや技の確認などの反復練習を行い、試合後は勝っても負けても次に生かすために必ず動画を確認するという努力を重ねました。そんな地道な修練が功を奏して、最近では体の大きな相手を前にしても下がらず、気持ちで負けなくなったことが彼女を強くしたようです。全国大会での成績は、昨年は3位。今年は感染症の影響が少なく、昨年の約3倍の出場者があったにも関わらず、見事優勝を勝ち取りました。「出る前から、絶対日本一を取りたいと思っていました」と後藤さん。強い気持ちが、勝利を引き寄せました。最終目標は「世界一」ですが、当面の目標としては、「出場枠を獲得している文部科学大臣杯やジャパンアスリートカップでも優勝することです」と力強く話してくれました。

・得意の上段まわしげりをする後藤さん。体が柔らかすぎるため、足が相手の頭を越すこともあるのだそう。
・昨年全国大会で3位だった悔しさをバネに、今年は優勝。ゆくゆくは世界一を目指す。

◆プロフィール
大淀小学校3年生。実戦空手道暁所属。小学校入学の少し前から空手を始め、修行歴は3年6か月。昨年から全国大会での出場枠を獲得しはじめ、第27回オープントーナメントグランドチャンピオン決定戦・全日本少年少女空手道選手権で3位。今年6月に開催された同第28回大会の小学3年女子の部で優勝を果たす。