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みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.10

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宮崎県宮崎市

なかがわ もえさん
杭州アジアパラ競技大会・陸上日本代表

『看護師の道と同時にパラリンピック出場を目指す』

昨年10月に開催された杭州アジアパラ競技大会。その陸上日本代表としてT47(上肢欠損)クラスの100mに出場したのが、宮崎大学医学部看護学科2年の中川もえさんです。中川さんが陸上を始めたのは小学5年生のとき。リレーのメンバーに選ばれて走ったことが楽しくて、友人が所属する陸上クラブ「西池ジュニア」に入ったことがきっかけです。入った当初はパラリンピックを意識したことはなかったそうですが、中学1年の頃に、陸上クラブのコーチから、自分と同じ障がいを持ちながらもパラリンピックで活躍する選手の新聞記事を紹介され、「自分でもパラリンピックを目指せる」と気がついたのだそうです。中学2年で初めて国際大会に出場して以来、パラ陸上T47クラスで100mや200mを走り続けています。「ユースの大会には中学生から出場していましたが、日本代表を明確に意識し始めたのは高校生から。今回のアジア大会は、高校3年のときに出場したアジアユースパラ競技大会の100m12.89秒の記録によって招へいされました。初のシニア大会でしたが、足の故障から回復したばかりで、満足に練習できないままでの参加でした」と中川さん。杭州では納得いく記録を出せませんでしたが、夢はパリ・パラリンピック出場。看護師の勉強をしながら、挑戦を始めています。

練習は週に4回。コーチの指導の下で毎回タイムを意識し、クラブの仲間と楽しみながら練習をしている。
「杭州ではいい記録が出せませんでしたが、雰囲気にのまれず集中でき、経験値を伸ばせました」と中川さん。

≪プロフィール≫
宮崎市出身。小学5年で西池ジュニアに入り、陸上を始める。中学校では陸上部、高校では西池ACで練習を重ねる。2021年アジアユースパラ競技大会の陸上100mと200m(T47)に出場し、どちらも優勝。昨年10月開催の杭州アジアパラ競技大会の陸上100m(T47)に日本代表として参加。

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