少子化が加速しています。昨年、国内で生まれた赤ちゃんの数は75万人でした。私が生まれた1981年は153万人でしたので、約半分になってしまいました。また、今年75歳を迎える人が生まれた1949年の出生数は、約270万人でした。200万人近い変化です。
これほど劇的に日本人が減れば、社会への影響は甚大です。社会制度や公共施設、インフラ整備の見直しは必至で、各種行事や施策の見直しも避けられないでしょう。
ともするとネガティブな議論になりがちですが、人口が増えていった時代から、人口が減っていく時代の新しいまちづくりに変わっていくのだと発想を切り替え、次世代のため前向きに取り組んでまいりたいと思います。
そのためには、私たち行政だけではなく、全世代の市民の皆さんのご理解とご協力が欠かせません。人口が減っていく社会を自分ごととして捉え、一緒に行動してまいりましょう。
宮崎市長 きよやま とものり
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