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みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.14

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宮崎県宮崎市

ふじい ことみさん
ミートジャッジング競技会日本代表

『畜産に関わるからこそ食肉についてもっと学びたい』

2月に行われた第16回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会。畜産を学ぶ大学生に、食肉格付の理論や実際の評価技術を学ぶ機会などの提供を目的に毎年開催されています。今年は13大学から42人が出場。そのなかで個人総合2位に輝いたのが、宮崎大学3年の藤井琴未さんです。「競技会担当の先生から誘われて大会に出場しました。和牛の勉強は農業高校に進学したときからしていますが、良い牛の育て方を知るには、どんな肉が良いのかというゴールを知ることも大事だと思ったのも出場した理由です」と藤井さん。大変だったことを尋ねると、宮崎大学からは毎年数人出場するのに今年は藤井さん一人だったこと。一人黙々と写真をにらみながら肉の格付けなど勉強しないといけなかったのが大変だったそうです。しかし、大会出場者が一度だけ許される食肉工場での勉強で、工場長が肉をどう見ると良いかなどポイントを丁寧に教えてくれたおかげで、孤軍奮闘のなか見事な成績を収め、日本代表として7月に開催されるオーストラリア大会の切符を勝ち取りました。現在、ほかの代表とともに猛勉強中の藤井さんは「世界大会は問題も解答も英語なので全日本大会より難しくなりますが頑張ります。この経験を活かして、将来は農業高校の教師になりたいです。大学で得た知識と経験をもとに次世代を育成したいです」と夢を語ってくれました。

・大学の住吉フィールドで牛の世話をする藤井さん。オーストラリア大会に向けて6人の仲間と毎週1回オンラインで勉強を重ねている。
・第16回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会日本大会で、大会会長の先生、宮崎大学の担当の先生と写真に収まる藤井さん。

≪プロフィール≫
愛知県出身。愛知県の農業高校在学中の2022年1月「第5回和牛甲子園」で、総合評価部門の最優秀賞受賞に貢献。2022年宮崎大学農学部畜産草地科学科に入学。2024年2月に開催された「第16回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会」で個人総合2位を獲得。日本代表として7月のオーストラリア大会に出場する。

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