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自治体の皆さまへ

みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.17

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宮崎県宮崎市

なかむら ゆうた さん
日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士

『食事指導でスポーツ選手の競技力向上を支える』

スポーツ選手が正しい栄養指導を受けることで、パフォーマンスが上がると耳にしたこともあるでしょう。昨年10月に、宮崎県初の日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士となったのが中村優太さんです。中村さんが公認スポーツ栄養士を目指したきっかけは、高校時代に野球部で受けた食事トレーニングへの疑問からでした。「現役時代に体重増量に悩みました。そのとき受けた食トレが1食でどんぶり3杯のお米を食べるという内容でした。しかし、大学で栄養学を学ぶうちに、太りにくい体質もあってご飯(白米)を食べるだけではだめだということを実感しました。一人ひとり必要な栄養量は異なるので個別のサポートが必要です。まずは、特に中高生は栄養のバランスのとれた食事が大事だと伝えたいと思いました」と話します。資格取得には現場経験も必須のため、認定前から日章学園高校ボクシング部に依頼し、インターンシップとして栄養サポートを実施。同校が参加した国体にも帯同し、全国優勝の一翼を担いました。「公認スポーツ栄養士は基本的にプロ選手の食事をみることが中心ですが、ジュニアアスリートは成長期のためのプラスアルファの栄養も必要で、少し工夫がいります。日々の食事での栄養管理ができているからこそ、試合時に補食をするなどの提案が生きるのです」。毎日の食事の積み重ねが体づくりやパフォーマンスの向上につながることを伝え、栄養面からアスリートを支える中村さん。これからのスポーツ界の発展とアスリートの育成にかかせない存在となりそうです。

・「選手個々の目的に応じて指導内容が異なるため、スポーツ栄養は奥が深いです」と中村さん。
・宮崎スポーツ栄養協会の設立にも尽力。会員の栄養教諭と保護者が作りやすいレシピ開発も計画中。

≪PROFILE≫
宮崎市出身。南九州大学管理栄養学科卒業。卒業後椎葉村や市内の病院で管理栄養士として働く。昨年10月日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士に認定され、日章学園や本庄高校など中学校・高校の部活の栄養指導を担当。今年4月宮崎スポーツ栄養協会を立ち上げ、副会長を務める。

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