8月は日向灘沖地震に台風10号と、ふたつの災害が本市を襲いました。被災された市民の皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。
早期の復旧と生活再建に向け、県・国と連携しながら全力で取り組んで参りたいと思います。また、お盆から夏休み終盤の出来事であり、本市経済への影響も深刻です。復興へ向けた経済対策も適切に打って参ります。
今回のような複数の竜巻発生にともなう深刻な風害は、今までに本市では例を見ないものでした。発災後に佐土原町や赤江地区を視察して参りましたが、道一本を隔てて被災された家屋と無傷の家屋が並んでおり、竜巻の通り道に立地していたかどうかで明暗が分かれていました。
まさに想定外に備えることを強く意識させられましたが、木造住宅については耐震化を進める、民間の火災保険に入っておく、強風に備えて必要な箇所は補強しておく、といった対策が重要でしょう。
また、被災地を回っていると、がれきの撤去や被害を受けた家財道具の運び出しなど、隣近所で助け合っている光景を目にしました。こうした深刻な災害に襲われた際、すぐに救いの手を差し伸べてくれるのは周辺地域の皆さんです。日頃より顔の見える、良好な人間関係を築いておかれるよう、自治会活動などへのご理解ご協力をお願い申し上げます。
宮崎市長 きよやまとものり
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