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みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.19

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宮崎県宮崎市

つむら しげみつさん
名誉市民・元市長

『宮崎市が大好きだから地域の発展のために全力を尽くしました』

今年10月の市制100周年記念式典において、歴代19人目となる名誉市民の称号を授与された元市長の つむら しげみつさん。旭化成社員から県議会議員を経て、46歳で第22代宮崎市長に就任し、4期16年間務めました。「市長はビジョンを持って地域の未来を描く素晴らしい職務。失敗もありましたが、地域の発展のために積極果敢に骨太の政策に挑戦しました」と語る津村さん。賛否がきっ抗する中での「大宮崎市構想」による4町との合併をはじめ、生目の杜運動公園の整備と福岡ソフトバンクホークスのキャンプ誘致をセットにした取り組みなど、功績は多分野にわたりました。
また、ユニークな政策としては、ボランティア精神を柱とした住民自治があります。「旧宮崎市の各地域には住民の活動拠点がありませんでした。そこで、地域自治区とその活動支援を行う地域事務所をつくりました」。さらに、「地域活動に係る経費は自分たちも負担しよう、という考えにもとづき地域コミュニティ税の導入に踏み切りました」と話します。
最近では、中央西地域自治区の地域協議会の会長を務め、地域のボランティアにも参加しています。「心と心が通い、助け合う地域づくりのために、市には住民の自治活動を大いにバックアップしてほしいですね」。宮崎市のかじ取りに精力を尽くした津村さんは、喜寿を迎えた今でも宮崎市の先々を見据えたまちづくりや地域開発、若者の雇用拡大策など、市の未来に思いを巡らせています。

・「地域の見守りのため『青パト』にも乗っていますし、自治会の班長もしています。住民自治が大事ですから」と津村さん。
・自宅にて。生目の杜運動公園に植えた思い出深い河津桜がこの庭にもあるのだそう。

≪プロフィール≫
1975年宮崎県議会議員初当選。1994年宮崎市長に初当選し、以降2010年まで4期16年務める。市長在任中は、九州一の健康福祉都市づくりや地域コミュニティの再生に積極的に取り組んだほか、中核市への移行や旧4町との合併協議を円滑に進めた。今年6月に市議会の議決を経て、10月に歴代19人目の名誉市民の称号が与えられた。

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