力士が身に着けるまわしや脚、腕など多数の破片が見つかっており、見つかっている破片から2体はあったことが分かっています。百足塚古墳で出土した力士は全体像は分かりませんが、残っている破片から考えると1mを超えるサイズで、百足塚古墳から出土した埴輪の中でも大きな埴輪になるようです。
古墳に並べられた力士埴輪は古墳から邪気を払う存在とされますが、現代において相撲の力士が行う「四股」も大地を踏みしめることで邪気を払うものです。1300年以上前の古墳時代と現代とのつながりが感じられますね。
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